北乃きいさん、小泉孝太郎さんに福井県産の眼鏡 映画「おしょりん」モデルの“子孫”が撮影現場でプレゼント
福井の眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門と妻むめらの奮闘を描く映画「おしょりん」のロケが4月14日、福井県福井市のおさごえ民家園で行われ、東村新一市長と五左衛門のひ孫に当たる増永宗大郎・増永眼鏡社長らが撮影現場を訪れ、出演者らを激励した。五左衛門役の小泉孝太郎さん、むめ役の北乃きいさんに同社製の眼鏡が贈られ、時代を超えた“子孫”からのプレゼントに「感慨深い」と喜んだ。 シーンの流れを確認する北乃きいさんと森崎ウィンさん 小泉さんは、増永社長から受け取った眼鏡をかけて「不思議な気持ちですね」と笑顔。北乃さんは、県内の眼鏡産地を訪ねて勉強しながら撮影に臨んでいると明かし「福井のものを食べて、福井の空気を吸いながら福井の人を生きることができ、ぜいたくな時間を送っている」と感謝した。増永社長は「2人に福井の眼鏡を長く愛用してほしい」と話していた。 この日は、五左衛門とむめの結納シーンなどを撮影。共演の榎木孝明さん、かたせ梨乃さん、東てる美さん、栗田愛巳さんも加わり、映画の舞台が明治時代の麻生津村であることから撮影を手伝っている同市麻生津地区の人たちと一緒に記念撮影した。 東村市長は、北陸新幹線県内開業に向けた映画のPR効果に期待。一乗谷朝倉氏遺跡の魅力を発信する同市の「一乗谷ディスカバリー・プロジェクト」に関わっている榎木さんは「日本にとどまらず、世界に一乗谷をアピールしていきたい」と語った。 映画は2023年秋に全国公開予定。