Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

【試乗速報】スズキ Vストローム1050XT(日本仕様) パワーアップしたエンジンを高速・ワインディング・市街地でチェック!

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
モーサイ

Vストローム1050の大きな魅力「パワフルかつなめらかなVツインエンジン」

Vストローム1050はとにかくエンジンフィーリングがいい。TL1000以来の大排気量Vツインは、いよいよスズキの傑作エンジンになったと言ってもいいだろう。 【画像ギャラリー11点】Vストローム1050XTの足つき、全カラーバリエーション、機能を見る 従来型Vストローム1000から最大トルク発生回転数を4000回転から6000回転と大きく引き上げ(発生トルク自体はほぼ同じ)、最高出力も発生回転数を8000回転から8500回転にし出力を7馬力アップしているのだが、明らかに従来型よりも伸びのあるパワー感とコントロール性を実現している。

まず、総じて低回転から中回転域は、軽快な鼓動感があって快適だ。乗り始めに従来型よりも少し細った低速フィーリングを感じるかもしれないが、それが悪いわけではまったくない。 もちろん、ライダーの好みの違いもあるだろうが、文字通り過不足のない、Vツインらしい柔軟でスムーズな感じで、街中などでのルーズなコントロールも許容する粘りやフレキシブルさを持っている。 そこからスロットルを開けて行くと、スムーズさはそのままにどんどん力良さを増して行く。まず、開けはじめから4000回転くらいまで、そして5000回転~6000回転のあたりでさらにパワーが上乗せされるようなイメージだ。そのころには、鼓動感として感じていたVツインのばらけた感じの回転がひとつの太いパワーとしてまとまって、スピードはひたすら直線的に上昇して行く。

しかも、S.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)によって、100馬力を超えるエンジンパワーを持ちながら、それを危なげなく使うことの出来る親和性を実現しているのだ。そもそも、今回のエンジンの大幅改良は、排ガス規制のクリアが目的で、その結果として高回転型へ移行したのだが、そこにスズキの持つVツインのノウハウをすべて注ぎ込んだそうだ。これは大成功と言ってもいいだろう。 ちなみに、A、B、Cとある3段階の出力モードはピークの絶対値は同じで、そこに至るまでの出力カーブが変わる……つまり加速感や到達時間が変わるわけだが、エンジンに扱いやすさがあるので通常なら“フルパワーモード”のAモードでも問題ない。のんびりクルーズするならBモードでもいい(Cが最も穏やかな特性となる)。 それこそ全開にすれば猛牛のように突っ走れるAモードでも、OFFを含めれば4段階のトラクションコントロールを軽く効かせてやれば、コーナー立ち上がりで恐怖することもそうそうないだろう。しかも、これらの操作性はすこぶる良く(メータ―パネルのダイアログが非常に分かりやすく、操作も単純だ)、これも美点のひとつになりうるはずだ。

【関連記事】