『鬼滅の刃』猪突猛進、生殺与奪だけじゃない! 日常でも使いたい四字熟語10選
『鬼滅』ファンなら日常使いしたい四字熟語 難しいけれど、かっこいい!
『鬼滅の刃 遊郭編』のTVアニメ化決定で、原作を読み直し中という方も多いことでしょう。そんな方に注目していただきたいのが、作品中に登場する数多くの「四字熟語」です。マンガ『鬼滅の刃』(本編+巻末4コマ+解説)では、嘴平伊之助のセリフ「猪突猛進」を筆頭に50個近い四字熟語が登場します。しかし、『鬼滅の刃』が連載された「週刊少年ジャンプ」(集英社)の読者層は、小学生から20代が中心。 【画像】『鬼滅』思い出のシーンを開封していきたい!(4枚) 実際に小学校高学年の子供たち30人ほどに、作品中の四字熟語について聞いてみたところ、「意味は分からないけど、かっこいい」という答えがもっとも多く、他に「漢字のほうが強い感じがする」「漢字がいっぱいだと、昔の話っぽい」「(難しい言葉でも)雰囲気は分かる」など。漢字が多くて難しいことが、かえって「強さ」や「かっこよさ」を感じさせているようです。 この記事では作品中に登場する四字熟語のうち、『鬼滅』ファンとして日々の生活でも使いたくなるもの10選を意味や用例と一緒にご紹介します。 ※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。 ●「生殺与奪(せいさつよだつ)」 【エピソード】 第1巻。鬼になった禰豆子を斬らないでくれと土下座して頼む炭治郎に向かって、水柱・冨岡義勇が放った言葉。作品中、最初に登場する四字熟語です。 【意味】 他人について、生かすか殺すかが自分の思うままになること。 【用例】 産屋敷耀哉は、鬼舞辻無惨がすべての鬼の生殺与奪の権を握っていることを見破っていました。 ●「武運長久(ぶうんちょうきゅう)」 【エピソード】 第3巻。鬼舞辻無残を倒す薬の研究をする珠世から禰豆子を預るという提案をされ、断った炭治郎に珠世が言った言葉。 【意味】 戦いや戦場での幸運が終わることなく、いつまでも続くこと。 【用例】 私たちは、柱をはじめ、鬼殺隊の隊士たちの武運長久を祈らずにはいられません。 ●「猪突猛進(ちょとつもうしん)」 【エピソード】 第3巻。鼓を操る鬼・響凱の屋敷での戦いの最中、猪の皮をかぶった謎の人物(嘴平伊之助)が、この言葉を叫びながら突然、現れました。 【意味】 イノシシのようにあとさきを考えず、向こう見ずに突き進むこと。 【用例】 猪突猛進で自由な伊之助と、生真面目で四角四面な炭治郎との会話は、なかなかかみ合いません。 ●「融通無碍(ゆうずうむげ)」 【エピソード】 第3巻の巻末4コマ。真面目すぎることを相談しに来た炭治郎に珠世が血鬼術「惑血 融通無碍の香」を使ったところ、ウ○コ自慢をする残念な炭治郎に……。 【意味】 ひとつの見方や考え方にとらわれることなく、自由自在にものを見、考え方を変えること。 【用例】 猪に育てられた伊之助と恋に生きる善逸は、どちらも融通無碍で、炭治郎を驚かせました。 ●「生生流転(せいせいるてん)」 【エピソード】 第5巻。那田蜘蛛山(なたぐもやま)の蜘蛛の鬼との戦いで刀を折られた炭治郎は、回転を増すごとに威力を増す連続技、「水の呼吸 拾ノ型 生々流転」で逆転勝利を狙いました。 【意味】 世の中のすべての物は、何度でも生まれ変わり、時間とともにいつまでも変化し続けていくという意味。 【用例】 万物は生生流転しているのだから、俺たちは立ち止まってはいられない。