仮想通貨のレンディングサービスって?利息や税金はいくら?注意点は?
2020年から価格上昇を見せている仮想通貨。将来のさらなる値上がりを期待して長期保有されている人もいるのではないでしょうか。長期保有中に仮想通貨を貸し出すことで利息を得る方法があります。
貸仮想通貨(レンディング)サービスとは
所有している仮想通貨を第三者に貸し出して、利息(取引所により貸借料もしくは利用料など呼び方が異なります)を得る仕組みとして提供されているサービスに「貸仮想通貨(レンディング)サービス」があります。仮想通貨取引を扱っている取引所などでレンディングサービスが提供されていて、「貸暗号資産サービス」などサービスを扱っている会社によってはその名称も異なったりします。「レンディング(Lending)」とは「貸し出す」という意味です。 単に所有していても銀行預金のように利息の付かない仮想通貨(注)ですが、レンディングサービスを利用することで貸出数量と貸出期間に応じて、年数%の利息を得ることができます。 (注)仮想通貨によってはステーキングという仕組みにより、所有していることで報酬という形で配当のような収入を得られるものもあります。
貸仮想通貨でどのくらいの利息が得られるの?
仮想通貨のレンディングサービスで得られる利息は主に貸出期間と年率、貸出数量によって決まりますが、サービスを提供している取引所などによってサービス内容は異なります。 サービスの基本的な内容は以下の点で取引所ごとに異なります。 ・対象仮想通貨 ・貸出期間と年率 ・最低貸出数量 ・中途解約の可否 ・募集期間 多くの仮想通貨を貸出対象としているところもあれば、ビットコインだけを対象としているところもあります。年率は貸出期間に応じて決めているところが多いですが、取引所によっては貸出数量に応じて年率が決定されるところもあります。 また、最低貸出数量は1万円相当額としているところもあれば、1BTC(ビットコイン)を最低貸出数量としているところもあります。2021年1月末時点のビットコイン価格は日本円で約350万円相当ですから、1BTCが最低貸出数量だと少々ハードルが高いかもしれません。貸し出された仮想通貨は貸出期間経過後に、貸し出した仮想通貨と同種類の仮想通貨で利息として支払われます。 では、ある取引所のサービス内容を基に、どのぐらいの利息が得られるのか計算してみます。条件は以下のようになっています。