【ラグビー・関東大学対抗戦 入替戦】FW戦で優位に立つA・8位の日体がB・1位の成蹊下し残留。今季は昇降格なし。
■関東大学対抗戦 A・Bグループ入替戦/12月14日@熊谷ラグビー場(埼玉) 【日本体育大 40-8 成蹊大】 昨季Bグループ首位をつかみ臨んだ入替戦で成蹊大を下して昇格した日体大。今季はAグループで未勝利の8位となり、Bグループ全勝で首位の成蹊大と同じ舞台で立場を入れ替えて対戦することとなった。 前半9分、ポール正面で得たペナルティキックをタッチに蹴り出した日体大は、このラインアウトからHO萩原一平主将が先制トライをマーク。以降もスクラムに分がある日体大が展開を優位に進め、29分にFW陣の前進からLOパエア ・レワがゴールラインを割る。SO五味侑也のコンバージョンも決まり、リードを12点に広げた。 昇格をねらう成蹊大は34分に敵陣ハーフウェイライン付近の左に寄った位置から、SO菊本有真がPGを沈めて3点を返したが、日体大は40分に力で押し切ったパエア ・レワが2本目のトライ(G)を奪い、19-3で前半を折り返した。 後半も成蹊大のペナルティを誘い流れを離さない日体大。13分に右大外への飛ばしパスを受けたWTB古賀剛志のトライ(G)でリードを広げ、20分のラインアウトモールからのHO萩原一平の2本目のトライでスコアを33-3とする。 成蹊大は25分にFW戦で一矢報いてLO熊野友博が1トライを返したが、反撃はここまで。日体大は32分に前方へのキックをインゴールで押さえたNO8岡部義大のトライ(G)で加点し、40-8で勝利。FW陣がパワーを発揮した日体大がAグループの残留を決めた。 第1試合ではA・7位の立教大がB・2位の明学大を下したため、今季の関東大学対抗戦A・Bグループは昇降格が起きなかった。