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中国のプロパガンダと偽情報広めるアカウント、フェイスブックが削除

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Bloomberg

(ブルームバーグ): 米フェイスブックは22日、中国によるプロパガンダ(宣伝工作)と偽情報を米国と東南アジアに拡散することを狙った偽アカウントの小規模なネットワークを見つけ、削除したと発表した。

偽情報活動の検知に取り組む米グラフィカによれば、こうしたアカウントは中国の影響力に賛同しているように見える域内の政治指導者を後押ししながら、南シナ海およびその周辺の統制について、親中的なメッセージの増幅を図っていた。中国を拠点とする工作活動に関するリポートを同社が公表した。

フェイスブックは、偽アカウントから米大統領選挙で競い合うトランプ米大統領とバイデン前副大統領の支持・不支持を訴えるメッセージが発信されたと説明。大統領選で民主党の指名獲得を目指していたピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長支持・不支持についてのメッセージもあったという。

こうした偽アカウントを介した工作活動が中国政府もしくは中国共産党によるものだと結論づけることはできないものの、11月の大統領選に関連する偽アカウントを巡りフェイスブックが削除に動いたプロパガンダキャンペーンはここ1カ月で2回目。

同社は数週間前、ロシアのインターネット・リサーチ・エージェンシーと結び付きのあるアカウントの小規模ネットワークを削除した。この会社はロシア大統領府が絡む偽情報発信源、いわゆる「トロールファーム」だ。ソーシャルメディアのアカウントを利用し、米国の分断を深め、2016年の米大統領選でトランプ政権誕生に一役買ったとされている。

精巧な作戦には感じられない

グラフィカの調査を率いるベン・ニモー氏は、中国に拠点を置く工作活動は有権者に影響を与えるというより、フォロワーを増やすためにソーシャルメディア上のホットな話題である米大統領選をてこにしている公算が大きいようだと指摘。その上で、極めて規模の大きな米国のインターネットの中では微々たる工作であり、「全体としては精巧な作戦には感じられない」としている。

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