【衆院選2024注目選挙区:大阪5区】公明の地盤に維新が殴り込み?れいわ・参政・共産・立憲は?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年10月9日に公開された動画のテーマは「衆院選注目選挙区特集 大阪5区」 10月15日に公示・10月27日に投開票が行われる衆議院総選挙を前に、選挙芸人の山本期日前氏をお迎えし、注目の選挙区をご紹介。大阪は9区に続き、5区をご紹介します。 公明党候補の選挙区に、今回、日本維新の会が刺客を送り込みました。れいわ新選組、参政党など各政党の動きにも注目です! 【このトピックのポイント】 ・大阪府内の公明の選挙区に維新が殴り込み! ・2021年衆院選と比べて自公の協力体制は? ・れいわ新選組の比例復活も目が離せない?!
公明党の選挙区だった大阪5区に維新が殴り込み?
新大阪駅周辺の大阪5区。今までは公明党選挙区で、自由民主党も日本維新の会も候補者を立てない地域でした。 10月9日時点で予想される顔ぶれはこちらです。 ・公明党 国重 徹(くにしげ・とおる)氏 ・日本共産党 宮本 岳志(みやもと・たけし)氏 ・れいわ新選組 大石 晃子(おおいし・あきこ)氏 ・立憲民主党 西川 弘城(にしかわ・ひろき)氏 ・日本維新の会 梅村 聡(うめむら・さとし)氏 ・参政党 石橋 篤史(いしばし・あつし)氏
ところが今回は、大阪5区を含めた大阪府内の4つの公明党選挙区すべてに維新が立候補者を立て、公明vs維新の構図が鮮明になりました。 さらに大阪5区では、立憲民主党・日本共産党・れいわ新選組・参政党の候補が加わり、それぞれにも注目ポイントがあると、山本期日前氏は紹介します。 まずは、れいわ新選組・大石あきこ氏の得票数に注目します。得票率10%を超えないと比例復活ができませんが、日本維新の会も立憲民主党もいる中、得票率を確保できるのでしょうか。 衆院本会議でプラカードを掲げたことで、メディアに露出する機会が多い大石氏が、地元有権者にプラスに捉えられているのか、マイナスに捉えられているのか気になるところです。 対抗する立憲民主党の西川ひろき氏は、前回2021年の選挙でれいわ新選組の公認を受け、大阪7区に立候補しました。 山本期日前氏「西川さんは、民主党時代に東淀川区で大阪府議会議員を務めていたこともあり、一定の地盤を持っています」 多様な立候補者が集った大阪5区ですが、小選挙区では公明党の国重とおる氏と維新・梅村さとし氏の争いが軸になります。山本氏は、維新優勢と判断します。 山本氏「小選挙区の中では、大阪5区よりは、大阪16区(堺)のほうが接戦になるのかと」 個々の候補者でいうと、前回比例当選した共産・宮本たけし氏は今回比例重複なし、背水の陣で挑みます。背水の陣で臨むことがどう結果に表れるか。 立憲・西川氏については、公明党選挙区の頃でも大阪5区では民主党が敗れていて、今回も上積み出来る要素がなかなか見つからないというのが、山本氏の分析です。 大阪5区では、エリアによっても強弱が表れると予想されます。 山本氏「人口が一番多い淀川区は、大阪市の横山市長(維新)が府議会議員の頃の選挙区。東淀川区は西川氏。梅村氏は参議員全国比例区からのくら替えですが、大阪9区内で病院を経営しています」 また、石橋あつし氏を擁する参政党は、近畿ブロックを最重要ブロックと位置づけており、熱量を上げて選挙区入りすると予想されます。