琳派400年記念「琳派ロック」京都で異色のダンスコラボ
琳派はすごいなと思わせる。そういうステージにしたい
表現者の集まりである琳派はタブーもなく、上下関係もなく、それでいて、幅広い領域に深い影響を与えている。この琳派の美意識と趣をリスペクトし、その魅力を最大限に伝えつつ、新しい絵舞台を創っていく。「京都府立府民ホールアルティ」下田元美館長は、「琳派はすごいなと思わせる。そういうステージにしたい」と語調を強めた。 出演者は、シャンソン・ワサブロー、シンガー・Yammy、尺八・三好芫山、琴・大谷祥子、ダンス・MDPマサキ、ダンス・D－TREK、ギター・溝淵仁啓、ピアノ・中島徹、トロンボーン・Tommy、ベース・中島かつき、サウンド・日置あつし、鼓・藤舎成光、特別出演狂言師・茂山あきら、シターラ・石間秀機。 中でも、MDPマサキは、マイケルダンスパフォーマーだ。2010年、マイケルジャクソンのパフォーマンスに目覚め、ソロやチームでステージを再現。大阪などでも舞台に立ち、ジャンルを超えたコラボレーションも行っている。「日本人のDNAを感じるようなものを踊っていきたい。命を燃やしてパフォーマンスをしたい」とアピールし、会場で迫力あるステージを披露した。 琳派400年記念祭特別展覧会「キーヤンコレクション 繪舞台琳派ロック」が京都高島屋グランドホールで開催されるほか（9月3日～17日まで）、各所で様々なイベントも行われる。 「繪舞台琳派ロック」本公演は12月15日と16日の2日間、上京区の「京都府立府民ホールアルティ」で開催される。 （文責／フリーライター・北代靖典）
