望む「未来」を目指してもがく! “タイムリープ”を描いたアニメ3選
降りかかる困難や重い代償…それでももがく人間らしさ
「あの時ああしておけば……」と後悔してもやり直せないのが人生。しかし、時にアニメのなかには不思議な力で過去に戻る「タイムリープ」が存在します。大事な人を守るため、望む未来を手に入れるため、過去に戻って日々をやり直す「タイムリープ」。本来できないことをしているからか、その展開は辛く壮絶なものになりがちです。それでも必死に過去を変えようともがく主人公たちの姿に、ハラハラしながら次の展開を見守りたくなります。ありえない展開だからこそ引き込まれる「タイムリープアニメ」を、3作品ご紹介。SNSでも「一気に見返した」「こんなに夢中になるとは思わなかった」と評判です。 【画像】アニメにハマったら原作も!漫画・ゲームでタイムリープ漬け
●『僕だけがいない街』(2016年1月~放送) 『僕だけがいない街』は、三部けい先生による同名マンガを原作としたアニメで、原作マンガは「このマンガがすごい!2014」のオトコ編で第15位、「マンガ大賞2014」で第2位を獲得した人気作品です。主人公がタイムリープ能力を使って母や友人たちに起こる悲劇を回避するサスペンスアニメで、実写映画化・Netflixオリジナルの連続ドラマ化も行われました。原作・アニメ・映画が全て違った結末となっており、さまざまなエピソードが楽しめます。 29歳の売れない漫画家・藤沼悟(CV:満島真之介)は、ピザ店のアルバイトと掛け持ちすることで生計を立てていました。そんな悟にはたびたび、何か悪いことが起きる直前まで時間が巻き戻る現象「リバイバル」が起こっていました。まるで「お前が悪いことを防げ」と言われているようなその現象に、不満を持っていた悟。しかしある日、アルバイトから家に帰ると母・藤沼佐知子(CV:高山みなみ)が痛ましい姿で横たわっていました。1~5分程度しか巻き戻らないはずのリバイバルが、その時は違う形で起こり――? 「リバイバル」という形でタイムリープする悟は、小学生時代の1988年と青年時代の2006を行き来して、なんとか母や友人を救おうとします。1988年には連続誘拐殺人事件が起きており、そこに巻き込まれる前のクラスメイト・雛月加代(CV:悠木碧)たちと協力しながら、事件の核心にも少しずつ迫っていきます。児童虐待や誤認逮捕などさまざまな社会問題も織り交ぜられており、タイムリープというテーマを扱っていながらドキュメンタリードラマを見ているようなリアルさです。一度見出したら止まらなくなってしまう引きの強さが魅力の作品です。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで観ることができます。