“浪速のドネア”辻永遠が亀田興毅氏と選手契約 目標は具志堅用高「目立ちたがり屋なんで」
日本スーパーバンタム級4位
ボクシングイベント「3150×LUSHBOMU」の選手契約の発表会見が29日、大阪府内で行われた。この日、「3150×LUSHBOMU」ファウンダー・亀田興毅から新たに選手契約が発表されたのは日本スーパーバンタム級4位・辻永遠(つじ・とわ=勝輝ジム)。辻のプロ戦績は10戦9勝(6KO)1敗、主な獲得タイトルは元日本フェザー級・ユース王座。 【写真】「ボクシングをなめとる!」と史郎氏を激怒させたボクシング選手の姿 辻との選手契約を発表した亀田ファウンダーは「辻選手は今まで『3150FIGHT』シリーズにも『3150×LUSHBOMU』にも出場したことがない選手ですが、試合を観させていただて、関係者の話を聞いて、素晴らしい選手だなと思っていました。今回、選手契約をさせていただいた勝輝ジムと辻選手に感謝しております。辻選手は急成長している選手ですし、キャラクターもある選手なので、今後、『3150×LUSHBOMU』のリングで大暴れしてもらえればと思います」と辻への期待を口にした。 「3150×LUSHBOMU」との選手契約が発表されたことに辻は緊張の面持ちで「自分は亀田ファウンダーをテレビで観ていただけだったので、こうして、自分の存在を知っていただいて、こうして取り上げていただけることに感謝しております。今後は『3150×LUSHBOMU』で活躍して有名になっていければと思います」と殊勝に今後の抱負を語った。 亀田ファウンダーから「誰かに似ているって言われることはある?」と話を振られた辻は「昔から『顔がドネアに似ている」と良く言われます。自分は人の動きの真似をするのは得意なので、ドネアの動きもマネしています」と、元5階級世界制覇王者で井上尚弥(大橋)とも2度対戦しているフィリピンのレジェンドボクサー、ノニト・ドネアの名を挙げた。辻はドネアと似ていると自覚して以来、ドネアの動きを動画で繰り返し見て、自分のボクシングに取り入れることで左カウンターフックの質が向上したという。辻の話を聞いた亀田ファウンダーは「『浪速のドネア』。ニックネームは『浪速のドネア』で決まり。日本でも知名度あるレジェンドやし、あとは辻選手が実力でニックネームに追い付いていければ、どんどん有名になれる」と、辻のニックネームが『浪速のドネア』に急遽決定した。 また、将来の目標について聞かれた辻は「ボクサーとして有名になってタレントになることです。自分は目立ちたがり屋なんで。『3150×LUSHBOMU』の舞台は自分にぴったりかなと思っていました」と緊張がほぐれたのか少し照れ笑いしながら驚きの回答。大阪・堺市出身の辻は大学時代にはボクシングの練習の傍ら、お笑いコンビを結成しM-1への出場も真剣に考えたほどのお笑い好き。学生時代は仲間のマネをしてはよく周囲を笑わせていたという。「将来は具志堅さんみたいなボクサー出身のタレントになりたいです」と最後には将来への“決意表明”をしていた。 また、現在は所属の勝輝ジムのトレーナーとして勤務しておりキッズから一般会員も指導している。「自分がボクサーとして有名になることで、勝輝ジムに多くのキッズや会員さんが入会してくれれば良いなと思います」と所属ジム思いの一面を見せた。 『浪速のドネア』のニックネームを授け、キャラクター十分な辻の話を聞いていた亀田ファウンダーは「また『3150×LUSHBOMU』に辻選手という将来有望な選手が加わりました。実力とキャラクターを兼ね備えた選手が、これからもどんどん増えてくれると良いですね。これからもどんどん素晴らしい選手達を世間の皆様に知っていただくように頑張ります」と今後の展望を語った。
ENCOUNT編集部