長嶋茂雄氏「巨人が勝った時の笑顔しか浮かばない」、王貞治氏「類を見ないGファン」…渡辺恒雄氏死去でコメント
読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄(わたなべ・つねお)氏が19日、死去した。 【写真】渡辺恒雄氏と語り合う三浦知良選手と後に妻となる設楽りさ子さん=1993年5月
読売巨人軍・長嶋茂雄終身名誉監督「突然の訃報でした。しばらくは、何が起こったのか、頭は白紙の状態でした。古く長いお付き合いで、巨人を離れても、たくさんの思い出があります。今、何を話せばよいのか、巨人が勝った時の渡辺さんの笑顔しか浮かんできません」
王貞治・福岡ソフトバンクホークス会長の話「他に類を見ないほど熱烈なジャイアンツファンでした。正力(松太郎)さんの『巨人軍は常に強くあれ』という思いを受け継いでいました。渡辺さんとは現役時代から、私が(巨人の)監督になる時も、辞める時も話をした。ホークスの監督になった後も野球界やジャイアンツに対する話を聞かせてほしいと求められた。心よりご冥福(めいふく)をお祈りします」
読売巨人軍・阿部慎之助監督の話「渡辺主筆には入団当時から温かく見守っていただき、感謝しかありません。叱咤(しった)激励の言葉からは、いつもジャイアンツへの愛情を感じていました。今季、主筆に日本一の報告をできなかった悔しさを忘れず、来季こそ必ず日本一を勝ち取りたいと思います。心よりご冥福をお祈りいたします」
読売巨人軍や大リーグ・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんの話「ジャイアンツ在籍時にかけていただいた激励のお言葉、メジャーリーグ移籍時にいただいたお心遣い、引退時にいただいたねぎらいのお言葉、全てに感謝しております。心よりご冥福(めいふく)をお祈りいたします」