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「もうちょっとがんばれよ」リンクスの洗礼を浴びた渋野日向子の初日をレポート

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みんなのゴルフダイジェスト

「ASIスコティッシュ女子オープン」の初日、渋野日向子は8オーバー暫定126位で終えた。ラウンド終了後のインタビューを交えて、初日の模様をプロゴルファー・中村修がレポート。 渋野日向子のドライバー連続写真

「スコア的にはそうなるだろうなという結果。一つもバーディが取れなかったというのが悔いが残るところですが、その中でもいいアプローチができてパーを拾えたところも何個かあったので今週の練習の成果が出たかなというところもあるのですが、もうちょっとがんばれよと思いました」(渋野日向子) 初日を振り返って発した渋野日向子の第一声は、悔しさをにじませながらもしっかりと前を見据えたものでした。 昨日までの練習ラウンドよりも強く吹いた風の影響もあり、ラフとバンカーを渡り歩きパーパットを外すシーンが何度も画面に映りました。気温17度、風速は5、6メートルという発表でしたが、海沿いのリンクスコースならでは吹き抜ける風は、選手にもボールにも与える影響が少なくはなかったと思います。初めてのリンクスコースでの初日は、その洗礼を浴びた結果になりました。 「風に関しては今週で一番強かったので、それでも、それでも、もうちょっと自分で何とかできたよな、と思いました」(渋野日向子) リンクスコースの印象についても、バンカーやラフに入れたときの難しさは今まで回った中では経験できないような感じでなかなか手こずったと話します。 フェアウェイは硬く、グリーン周りも地面が硬く、グリーンを外すと低いほうへと転がりラフに入って止まるシーンも目にしました。月曜から水曜日までのわずかなラウンドだけでは、経験のないリンクスコースの攻略が難しいのは当然だと思います。キャディを務める青木翔コーチもコースについて「風が吹いたら手に負えません」とコメントしていたので、これもある程度想定内だったではないかと思います。 初日のプレーを振り返る中で3番のパー5でのボギーが流れを悪くしたと渋野選手は言います。 「一番情けないボギーだと思ったのは3番のパー5のボギーでした。3打目をトップしてからのアプローチで寄せきれずパーパットも入らずだったので、そこで流れが変わってしまったというのもありました。なかなかそこから取り戻すことができずにパー5で3オーバー打ってしまっているというのは、なんとかできなんじゃないのかという思いはあります」 しかし、随所にいいショットもありましたし、難しい11番パー4ではポットバンカーから寄せてパーを拾ったホールもありましたので、悲観することばかりではありません。今季の出場試合は6月末の「アース・モンダミンカップ」一度きり。ツアー2年目の渋野選手にとっては試合勘を取り戻すにも苦労しているはずです。 「アースのときも同じことを言っていたと思うので勉強できてないと思うのですが、試合がない中でこの試合に合わせてくるというのは難しさをすごく感じました。それと練習でやっていることがなかなか実戦ででできないという難しさもまた改めて知ったなというのもありました、それでもやり続けなければならないという思いも。やっぱりギャラリーさんがいないと楽しくないなというのもありました」 21歳の率直な感想を聞いて自分のプレーや状態を客観的にとらえられていることに本当に感心します。明日のプレーに対しての意気込みを問われると絶対にバーディを獲ると明るく強い眼差しで話してくれました。 「バーディを獲りたい。今日も獲りたいところで獲れなかった、明日こそは絶対バーディを獲ってもっと中身が面白いゴルフをできたらなと思います」 青木翔コーチもリンクスコースの攻略しきれずに悔しがっているようです。経験の少ないリンクスコースではラウンドした分だけ収穫もあります。来週の「AIGオープン」(全英女子オープン)に向けても今日、2日目のプレーは大切です。渋野日向子らしいプレーを見せてくれることを期待しています。

プロゴルファー中村修

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