北大路欣也、藤岡弘の長男・藤岡真威人と初共演「実に清々しく、切れ味がいい」
藤沢周平の小説が原作の時代劇シリーズ8作目『三屋清左衛門残日録 春を待つこころ』が12月8日に放送される。事前におこなわれた取材会で、メインキャストをつとめた北大路欣也と藤岡真威人が互いの印象を語った。 【写真】『三屋清左衛門残日録 春を待つこころ』のシーン 2016年の放送から、今回で第8作目となる同シリーズ。北大路演じる主人公・三屋清左衛門が隠居生活を送りつつも、友人である町奉行が受け持つ事件やかつての同僚が関わる事件に巻き込まれ、解決していくというストーリーとなっている。今作では藤岡演じる青年剣士・窪井信次郎が、清左衛門と野歩きをしている最中に、巫女の照日(大友花恋)に恋をする。 北大路は、「今回は悲しい物語ですが、ときにうまく支えきれない清左衛門をサポートしてくれるのがレギュラー陣。それに対して、清左衛門は本当に感謝しています。お互いが刺激し合い、支え合い、勇気づけ合う。会話もすごくいいな、いつもそう感じています。それを待ってくれているファンも、たくさんいると思います」と今作の魅力を語った。 また、今作では藤岡との初共演を通じて父である藤岡弘、とも久しぶりに対面したといい、「懐かしくて、2人で抱き合って。彼が出演してくれたことによって、その状況が生まれました。涙が出るぐらい嬉しかったです」と感慨深げな様子。さらに藤岡との共演について「(殺陣の練習で)実に清々しく、切れ味がいい。びっくりしました、本当に。立ち回りも実に上手い。殺陣師の方と研究しながらやっているのを見ていても、実に勘がいい。いい雰囲気でクランクインできたと思いますし、そういう思いをお互いに持てたっていうのは非常に良かったのではないかな」と振り返った。 対する藤岡も、「特にすごいと思うのが、画面に映った時のオーラ、存在感。目がお綺麗な方だなと映像で見て思っていたのですが、初めて直接お会いした時により強く感じました。言葉を使わず、何かを伝える、目で語るというか。本当にいつも吸い込まれそうになります。カメラが回った時に、言葉じゃない部分で視聴者に伝えられる力みたいなものを感じます」と北大路の印象を明かした。 時代劇専門チャンネルとJ:COMが共同で制作する『三屋清左衛門残日録 春を待つこころ』は、「日本映画+時代劇 4K」にて12月8日のよる7時より放送、J:COMの動画配信サービス「J:COM STREAM」でも同時配信がスタートする。「時代劇専門チャンネル」では2025年3月に放送予定。