南海、泉北高速鉄道を2025年4月1日に吸収合併へ
南海電気鉄道は、9月30日に開催した取締役会において、泉北高速鉄道を吸収合併することを決議したと発表した。 泉北高速鉄道は、南海の100パーセント子会社。中百舌鳥~和泉中央間の泉北高速鉄道線や、東大阪市や茨木市で物流拠点となる流通センターを運営している。南海と泉北高速鉄道では、2025年度に両社を経営統合することを、2023年12月に発表していた。 今回の合併は、鉄道事業の需要減や人材確保の困難化といった課題がある中で、サステナブルな公共交通の経営の実現や、さらに競争力のある流通センターの確立に向けて、経営資源を投入する事業体制の確立を目指すために実施する。合併に際しては、南海を存続会社、泉北高速鉄道を消滅会社とし、泉北高速鉄道は解散する。 南海と泉北高速鉄道の合併は、2025年4月1日に実施する。なお、南海の株主優待乗車証類については、4月1日以降、旧泉北高速鉄道線でも利用可能になるという。