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スウェーデンの「BITE」に学ぶ、心と頭で選ぶワードローブ。

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環境意識が日常に根付くスウェーデンでは、技術やアイデアを使って解決する拡大思考から、さまざまな創造性が生まれている。中でも注目なのが、「デニム界のパタゴニア」と称されるヌーディージーンズ(NUDIE JEANS)から投資を受ける新進ブランド、バイト(BITE)だ。ストイックな審美眼で叶えるエコな服作りとは?

昨年国連が発表した、「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成度ランキングで、第2位に選ばれたスウェーデン(2016~2018年は3年連続第1位)。そんな環境先進国の首都ストックホルムで誕生し、異彩を放つのがバイト(BITE)だ。2016年、気候危機の緊急性を重んじ、着る服にも妥協したくないという世界中の女性に向けてスタートした。 コレクションの代表格は、熟練した職人のテイラーリング技術によるジャケットやコート、Tシャツなど日常に寄り添うベーシックなピース。理想的なフィット感を追求するため、手作業で施すなど細部までこだわり抜いている。マスキュリンでいてフェミニン──知的で凛とした女性像は、“フィービーロス“の穴を埋めるような期待感を誘う。

価値基準に忠実に。

しかしながら、サステナブルで高品質、かつラグジュアリーな製品を実現するには、「YES」より多くの「NO」を選択しなければならない。「素材探しは骨の折れるプロセス。だけど、全ての生地を自ら調達することは、私たちの素材ガイドに沿っているかどうかを把握するために重要なんだ」と、ブランドチームは語る。こうした実践的な工程を通して、コレクションの約95%が、オーガニックコットンをはじめとする高品質な天然素材とリサイクル素材で構成されている。 2020年春夏シーズンでは、バラの花びらの繊維や、コーンスターチから作られたバイオベジタブルレザーなど、革新的な素材を積極的に採用していることも見逃せない。

循環型ビジネスモデルを考える。

また、購入後の未来も考慮し、着なくなった自社アイテムを元値の20%で買い戻す「BUY BACK」プログラムを導入。製品の寿命を延ばすために、自社アイテムの修理も無料で実施している点もうれしい。 ブランド名「BITE」は、「By Independent Thinkers for the Environment(環境のための自立した思想家による)」に由来している。モダンなデザインと環境への配慮を同等に追求する姿勢が、このブランドの唯一無二の魅力だ。その世界観に共感し、「心」と「頭」でワードローブを選択する女性が今後増えていくことだろう。

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