【ONE】内藤大樹vsハガティ、旧K-1の”エロジマン”も電撃参戦=12.11シンガポール
12月11日(金)シンガポール・インドアスタジアムにて開催される「ONE: BIG BANG II」の全対戦カードが発表された。 総合格闘技3試合、キックボクシング2試合、ムエタイ1試合となったが、メインにはムエタイフライ級ワンマッチとして、元シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者の内藤大樹(24=BELLWOOD FIGHT TEAM)vs、元ONEフライ級ムエタイ世界王者のジョナサン・ハガティ(23=イギリス)が決定した。 【フォト】ピーター・アーツと激闘を演じる”エロジマン”ことエロール・ジマーマン ハガティは英国の天才ストライカーと呼ばれ、2016年にISKAムエタイ世界スーパーフェザー級王者に。ONE2戦目の昨年5月2日のジャカルタ大会で、ルンピニースタジアム二階級王者でONEムエタイフライ級王者だったサムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)に、2度のダウンを奪い早くもONEムエタイ王者となった。続く8月にはロッタン・ジットムアンノン(タイ)を迎えての防衛戦で判定で敗れ王座陥落している。 この英国ムエタイの強豪に対する内藤大樹は、シュートボクシング王者を経て昨年10月にTKO勝利でONEデビューを果たし、3勝無敗。今年9月、自身のインスタグラムにて「Do you want to see this fight?」(この試合観たい?)とハガティーと自身の写真を投稿し対戦を熱望していた。 内藤は対戦が決定したことについて主催者を通じ「12月11日、前チャンピオンのハガティーとメインイベントで闘います。 約10ヶ月ぶりの試合にはなりますが、いつでも戦えるように準備していました。この状況で海外に来て試合ができることはとても嬉しいです。相手は、強敵ですがしっかり勝ちます。 皆さん、楽しみにしていてください!」と意気込みを語っている。 そのほか日本人の試合は、第二試合で、MMAマッチとしてタイのタイガームエタイを拠点にトレーニングを積んでいるZSTウェルター級王者・山田哲也(日本/タイガームエタイ)が、キム・ジェウォン(韓国)と対戦する。 山田はONEに18年から参戦し2勝2敗。相手は韓国のストライカーで韓国のMMA団体の元TFC王者で10勝のうち6つのKOと1つの一本勝ちという高いフィニッシュ率を持つキム・ジェウォンだ。キムは昨年11月にONEでTKOデビューを果たしたが、今年2月に松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜)に3Rにパウンド連打でTKO負け。しかし打撃技が多彩で油断できない存在だ。 また、ヘビー級キックボクシングでは、旧K-1にて活躍した”エロジマン”ことエロール・ジマーマン(オランダ)が初参戦する。ジマーマンは2005年からK-1に参戦しKOを重ね、2010年にはK-1スーパーヘビー級王者セーム・シュルトに挑むも王座獲得はならなかった。2011年からは海外に舞台を移し14年にはGLORYでヘビー級コンテンダートーナメントで優勝するなど活躍、現在34歳、191cm、118kgの巨体でONEで暴れまわることを期待したい。