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剛腕、実績ゼロ、野手から投手転向... セガサミー「高卒三本柱」が面白い

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webスポルティーバ

社会人の強豪・セガサミーに今年、魅力的な「三本柱」がそろった。  森井弦斗(げんと)、飯田大翔(やまと)、草海光貴(くさがい・みつたか)。森井と飯田は入社3年目の21歳、草海は入社4年目で22歳。3人とも高卒で入社した右投手である。高卒の新人選手を積極的に採用する企業チームが減っているなか、セガサミーの陣容は異彩を放っている。 阪神2位指名もブレずに拒否した日本の4番  なかでもスカウト陣の評価が高いのは、森井である。徳島の板野高に所属した高校時代は、同学年の部員は7名。強豪とは言いがたい高校に進学した理由は、第一志望校に進めなかったからだと森井は言う。 「徳島商業に進みたかったんですけど、推薦が締め切られる3日前くらいになって『とれない』と言われて。その瞬間に『野球はどうでもいいや』となりかけたんですけど、次の日に板野から誘いをもらえたんです。板野の存在すら知らなかったんですけど、『強くないチームを自分の力で甲子園に連れていこう』と火がつきました」  中学3年時点で132キロだった球速は、高校1年夏に140キロ、1年秋に144キロ、2年春に147キロと順調に伸びた。右ヒジのクリーニング手術を挟み、3年春には150キロに到達。さらに高校最後の夏には152キロを計測した。  身長184センチ、体重94キロの厚みのある体と、丸みを帯びた顔つきは投手というより、スラッガーを連想させる。いかにも重量感のある剛球を投げる馬力型右腕は、当然プロスカウトからも高い評価を受けていた。もし高校時点でプロ志望届を提出していれば、ドラフト指名は堅かっただろう。  だが、森井が選んだ道は社会人だった。きっかけは、近しい関係者の言葉だった。 「ある方から『このままプロに行っても3年でクビになる。力をつけてドラフト1位でプロに行ったほうがいい』と言われたんです」  実際に社会人で過ごしてみて、森井は「もしプロに行っていたら、本当に今年クビになっていたと思います」と語る。社会人で力不足を痛感したからだ。

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