復活期すマレー「最も重要なこと」語る、新型コロナ陽性体験も告白<男子テニス>
ABNアムロ世界テニス・トーナメント
男子プロテニス協会のATP公式サイトは1日、ABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)にワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク123位のA・マレー(イギリス)のコメントを掲載した。 マレー「全豪OP観てない」 2019年に股関節の手術を経験した元世界ランク1位のマレーは今季、2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)への出場を予定していたが渡豪直前に新型コロナウイルスの陽性反応を示したことで欠場。ヨーロッパでチャレンジャー大会などに参戦し調整を行っていた。 復活途上である33歳のマレーは「僕は再びテニスに復帰することができること自体に興奮しているんだ。肉体的には気分がいい。それが最も重要なことだ」と話した。 また、全豪オープン出場直前に新型コロナウイルスの陽性となったことについては「正直に言うと、肉体的なものよりも精神的なものの方が大きかった。長いトレーニングの終わりに起こったから、自分のテニスに少し影響を与えている。10週間ハードなトレーニングをしてきて、とてもいい感じだったんだけど、その後は何もすることが許されなかったんだ。家の外に出ることも許されなかった。それは明らかにフィジカル面だけでなく、メンタル面にも影響している」と明かした。 「ここ数年、けがやその他の理由で多くのビッグトーナメントを欠場していたんだけど、今回またそれが起きてしまって、本当に、本当にがっかりした。まだその思いが残っていて、落胆や精神的な面では少しあるかもしれないけど、身体的には良い感じだ」 マレーはABNアムロ世界テニス・トーナメントの1回戦で同じくワイルドカードで出場する世界ランク193位のR・ハーセ(オランダ)と対戦する。 今大会の第1シードはD・メドベージェフ(ロシア)、第2シードはS・チチパス(ギリシャ)、第3シードはA・ズベレフ(ドイツ)、第4シードはA・ルブレフ(ロシア)、第5シードはR・バウティスタ=アグ(スペイン)、第6シードはD・ゴファン(ベルギー)、第8シードはS・ワウリンカ(スイス)。