Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

いまさら聞けない不動産投資の基本(5)入居者の目線で見る物件選定

配信

ファイナンシャルフィールド

個性で魅力を引き出す

不動産にはそれぞれに個性があります。駅から近ければ必ず埋まるとは限りませんし、駅から遠くても何らかの魅力があり常に入居者がいる物件もあります。 例えば「学校や職場に近くそこに通学・通勤する人たちに便利」などのように立地で差別化ができるケースもありますし、「ペットが飼える」「楽器の演奏ができる」中には「ド派手な内装」が一部の入居希望者にうけるケースもあります。 他にも「海が見える」「富士山が見える」「夜景がきれい」など眺望が良い物件などもその物件の個性であり、他の物件では得られない魅力でしょう。 海の近くでアパート経営をしている私の知人は、室内にバイクやサーフボードが持ち込めるよう扉を引き戸にし、玄関を広めの土間にしたり、大型のペットを飼うことを認めていたりする物件を所有しており、キャンセル待ちになっているとのことでした。 こうした物件は希少であるため、安定的に入居者が確保でき、物件の立地以上の価値があるとも考えられ、周辺相場よりも高めの家賃を得られる可能性もあります。 しかし、ペットが飼える部屋は臭いがついたり壁紙が傷ついたりするため、入居者が変わるたびに壁紙などの貼り換えなどが普通の物件よりも頻繁に必要になります。楽器が弾ける部屋は防音対策が欠かせず、普通の物件では対応できません。 このように、入居者がキャンセル待ちになるような物件は一般には売りに出ません。新築時からオーナーが入居者のターゲットを絞り、付加価値を付け、こだわった仕様にして建築されたものがほとんどです。 オーナーもリスクはありますが成功すれば一般に売りに出される投資用物件よりも高い利回りを稼ぎ出す可能性があります。 そうした物件は、その物件が立地する場所にそうした需要があることが重要になり、そのエリアの特性、居住者の生活スタイルなどを分析し、把握しているからこそ実現できるものです。 賃貸用不動産では、その住戸に入居者が想定した家賃で入ってくれれば良いのです。すべての人に気に入ってもらう必要はありません。老若男女、誰にでも受け入れられる必要はないのです。 数は少なくてもその希少性や特徴に一定の需要があれば投資として成功する可能性は高くなります。

【関連記事】