暴力団と関係あったか…さいたま市から認証されたタクシー会社「平和観光」 県警が川口市、県にも連絡
埼玉県さいたま市のCS・SDGsパートナーズとSDGs企業認証制度に認証されたタクシー会社「平和観光」(桜区)の役員が暴力団と関係があった可能性があり、市は取り扱いの検討を始めた。市によると、同社は2、3月にそれぞれ認証を受けていた。制度の要綱には、暴力団関係企業などは認証を受けることができないと規定されている。 埼玉県が「平和観光」と契約解除 医療機関へのコロナ患者搬送を委託していた
県は6月30日、同社に暴力団と関係ある役員がいたなどとして、新型コロナウイルス患者の搬送の契約を解除したと発表。さいたま市も2020年5月から特命随意契約で、患者搬送を同社1社に委託していた。7月1日付で市と契約できる名簿登録から外し、別の業者が請け負っている。 県警捜査4課によると、同社の50代男性役員は少なくとも17年以降、指定暴力団との関係があったとみられる。捜査の過程で把握して6月下旬、県、さいたま市、川口市に通報したという。