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新連載コラム【洋楽を抱きしめて】72回目の誕生日おめでとう!のオリビアを聴きながら

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オーヴォ

 オリビア、誕生日おめでとう! 英国生まれ、豪州育ちの歌姫オリビア・ニュートン=ジョンが9月26日に72回目の誕生日を迎えた。  2017年に乳がんの再発を公にして以来、メディアへの露出はテーマを主にがん治療に絞っており、コンサート活動も北米に限られてきた。  親日家としても知られるオリビア。2015年春にはデビュー45周年を記念して来日公演を行い、東日本大震災・福島第一原発事故からわずか4年で、福島追悼コンサートを実現させた。そんなオリビアの回復、治癒を祈りつつ、キーボードを叩いている。  オリビアといえば、澄みとおった「クリスタル・ボイス」が代名詞だ。  1971年、オリビア23歳の時に、アルバム『イフ・ノット・フォー・ユー』で本格デビューを果たす。ジョン・デンバーの作品「カントリー・ロード(故郷に帰りたい)」、「ジョリーン」などのヒットを飛ばし当初はカントリー歌手と見られたが、ささやくような歌声が印象的なラブ・ソング「愛の告白」(74)、爽やかな歌声満開の「そよ風の誘惑」(75)が相次いで全米1位に輝くや、ジャンルを超えたトップ女性歌手の仲間入りを果たした。  可憐な容姿から清純派シンガーの誉れ高かったオリビアがイメージチェンジをし始めたのが78年。映画『グリース』で、不良少年役のジョン・トラボルタを振り向かせるために、真面目な女学生サンディ役のオリビアがセクシーな悪女を演じたのだ。  さらにファンを驚かせたのが、81年から82年にかけて米ビルボード誌で10週連続ナンバーワンの大ヒットを記録した「フィジカル」である。  まず歌詞がきわどい。もうお決まりの食事もすんだし、劣情を起こさせる映画も見たし、あとは話すことなんてない、「さあ好色になっちゃいましょう」、「あなたのボディトークを聞かせて」ときたのだ。そして最後には「ケダモノになりましょう」と迫るオリビア。  同曲のプロモーション・ビデオには、レオタード姿のオリビアが登場。歌いながら開脚などのエクスサイズをするのだが、その姿もまた悩ましかった。  「フィジカル」の大ヒットから39年。  三度目のがんと向き合っているオリビアは自身の経験を踏まえ、同じくがんを患っている人々、彼らの家族・友人たちに向けての活動を積極的に行っている。  豪メルボルンに設立したがん健康&研究センター(The Olivia Newton-John Cancer Wellness & Research Centre)のPR活動にも力を入れ、がん治療とは身体だけでなく、心のケア、その人の全人的ケアに他ならないのだと力説している。  オリビアがおととし出版した初の自叙伝のタイトルは『信じることをやめないで』。  世界中のファンはオリビアの快癒を信じてやまない。 文・桑原亘之介

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