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育成からはい上がった巨人・田中豊にかけられた期待の背番号

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デイリースポーツ

 発表を聞いた時、正直、驚いた。巨人の育成・田中豊樹投手(26)が今月26日に支配下登録された。2軍で結果を残してきただけに、そこには何ら不思議はなかったが、「018」の背番号がかつての巨人の主力投手が背負ってきた「19」となったことに驚いた。 【写真】「018」を背負っていた田中豊樹  番号だけでいったら、いきなりの大出世。これまでは菅野が18年まで付けてきた背番号であり、上原浩治、小林繁、木田優夫(現日本ハム投手チーフコーチ)ら名だたる投手が付けていた投手として重みのある背番号だ。  日本ハム担当時代、田中豊を見てきた。150キロを超える直球は魅力だったが、華々しい活躍ができずに昨オフ、戦力外となった。ファン気質でもあるのか、スター性があり、キャラクターの面白さが人気選手になるファイターズの中で、どちらかといえば寡黙な存在だったと思う。それでも巨人に来るや目の色を変えて野球に取り組み、2軍では抑えを任され、1勝3セーブ、防御率1・93の好成績を残し、努力が認められたわけだ。  球団幹部は「田中投手に関しては一度、クビになりどん底を味わった人間がファームで頑張りはい上がってきた。『1軍でも頑張れよ』と期待を込めた背番号です」と活躍することを願う。原監督は19を託した理由について「背番号で野球はできないよ」と言いつつもこう明かしていた。「苦労人だよ。『いい番号をあげてくれ』ということですね。期待に応えてくれることを願っています」と話す。  野球の実力一点に全力を尽くすことが求められる球団に入団できたことは田中豊に合っている。26日・ヤクルト戦(神宮)では新しいユニホームが間に合わず「018」で登板し1軍デビュー。東京ドームデビュー戦となった29日・DeNA戦では「19」で1回を三者凡退に抑えた。  田中豊も泥くさく頑張ると言っていたが、パ・リーグのようなスマートさはいらない。結果さえ伴えば、背番号19を付け続けることが可能な巨人だからこそ、石にかじりついてでもG投のリリーバーとして結果を残し続けてほしい。(デイリースポーツ・水足丈夫)

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