「“格闘家”になれるようにこれから努力したい」蘇った【孤高の闘神】冨澤大智が塩試合で勝利も号泣マイクで想いを叫ぶ
8日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)にて『BreakingDown 14』が開催。【孤高の闘神】冨澤大智が【極真世界王者】よしきまるを制して再起を果たした。 【孤高の闘神】冨澤大智はBreakingDownで圧倒的な強さを誇り、RIZINへ進出。 しかし、2023年大晦日RIZINで篠塚辰樹に完敗を喫し、今年6月には因縁の【初代BREAKING DOWNバンタム級王者】井原良太郎が持つ王座挑戦も敗北。失意の冨澤は格闘技界から消えつつあった。 今回のオーディションで冨澤が再び姿を見せると、【THE 戦闘民族】よーでぃーと【極真世界王者】よしきまるが一気にヒートアップして対戦を要求。冨澤との対戦をかけたスパーリングが行われ、よしきまるがジャンピング・ハイキックを頭に叩き込む余裕たっぷりの勝利。冨澤との対戦を掴み取った。 朝倉未来CEOは、よしきまるが勝った場合はバンタム級王座挑戦を認めることを明言。あまりにも早すぎる世代交代劇が行われる可能性に期待が集まっていた。 ゴングが鳴るとよしきまるがいきなりハイキック。冨澤がかわしてワンツーからのヒザと堅実に返していくと、よしきまるがロー連打で足狙いに切り替える。よしきまるは変則的な回転蹴りで仕留めにかかるが、冨澤が受け流したところで1分経過。ジャッジは全員ドロー判定を出し、延長戦が決定。 2R、よしきまるは堅実にロー連打で足へダメージを蓄積させる。冨澤はそれでも前に出ようするが、よしきまるの懐に入ることが出来ない。よしきまるもロー以外には有効打を出せず、そのまま1分経過。判定は3-2で冨澤の勝利。 キックボクシングの試合として見れば両者の高度な駆け引きが垣間見える好試合であったが、1分ルールのBreakingDown基準で見れば大きな一撃が出ない塩試合という評価が難しい内容となった。
号泣しながらマイクを取った冨澤は「つまんない試合しちゃってすみません……。毎日毎日朝走って、朝から晩まで練習して、ずっとこの1年、『なんで勝てないんだろう』って悩んでで……ホントつまんない試合だったけど、少しだけ報われた気がしました。ちゃんと“格闘家”になれるように、これから努力したいと思います。応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」と想いを叫んだ。
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