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業者に金銭下請け参入 組合長「無理やりではない」 津地裁支部 三重

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伊勢新聞

 三重県桑名市内の宅地開発工事を巡り、業者から金を脅し取ろうとしたなどとして、恐喝未遂と強要未遂の罪に問われている桑名市安永、桑員河川漁協組合長で会社員、川﨑幸治被告(61)の公判が8日、津地裁四日市支部(濵口紗織裁判官)であり、被告人質問が行われた。川﨑被告は業者に協賛金名目で金を要求したり、地元業者を使うよう求めたりしたことを認めたが「無理やりではない」と主張した。  川﨑被告は協賛金について「河川の維持管理などに使う金」とし、これまでも工事業者から受け取っていた旨を述べ「請負額の0・5%以内だった」と説明。ただ、工事によっては金額を巡って業者と折り合いがつかず、交渉する場合もあった旨を述べた。  川﨑被告が工事現場から東に約600メートル離れた病院建設工事を引き合いに出し、同工事の業者からは500万円受け取った旨を述べることで、宅地開発業者に協賛金を支払うよう圧力を掛けたとされることについて、川﨑被告は病院建設工事の業者から500万円を受け取ったことは認めた。  一方、この病院建設工事について「停滞しとる。1回で金を持ってきたら良かったのに渋るであかん」などの発言は否定。「言うことを聞かんだもんで知ったこっちゃない」「俺の言うことを聞かんと工事が止まるぞ」といった発言も否定し、宅地開発工事業者に協賛金を要求した際、脅迫はしていない旨を主張した。  さらに、川﨑被告は病院建設工事に隣接する別の開発工事の業者名も出し「うちに来たけど、する話もしないので止まっている」と述べたことも否定。「あいさつに来ただけだったので(工事についての)協議が止まっているという意味だった」と主張した。  地元業者を使うよう宅地開発業者に要求したことについて、川﨑被告は自身の勤務先で、親族が経営する川﨑建設(いなべ市)などを使うよう業者に要求したことを認めたが「『使ってもらわなあかん』とは言っていない」と述べ、強要を否定した。  起訴状によると、川﨑被告は30年11月1日と31年4月5日、東員町の漁協事務所で業者に対し、工事の承諾をする見返りに協賛金名目で現金200万円を要求。川﨑建設などを下請けとして使うよう求めたとされる。業者は工事の開発許可を行う桑名市から漁協の承諾を得るよう求められ、事務所を訪れた。

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