「見た目が外国人だと優勝できない…」23歳ウクライナ美女が美ボディ大会で日本一「国籍が違っても不可能はない」
健康美を競う美ボディコンテストの全国大会となる『ベストボディ・ジャパン(以下BBJ)2020日本大会』が、12月12日に神奈川・横須賀芸術劇場・大劇場で開催された。例年4月から予選が行われる本大会だが、新型コロナウィルスの影響で一時は実施も危ぶまれた今年は、7月から全国各地で予選大会がスタート。この日は、総出場者582人のなかから各部門で上位入賞した選手たちが集結し、グランプリの座を競い合った。 【写真】日本一の美尻&美くびれ…10代~60代の美ボディ美女たちが大集結した『BBJ日本大会』 ◆「見た目が外国人だと優勝はできない」と言われ思い悩んだ日々も そんな本大会で、年齢別のガールズクラス(18~29歳)およびクラスわけを超えた総合で優勝。堂々の2冠で女性No.1の座に輝いたのが、ウクライナ出身のカロリーナさん(23)。2017年に続いて2回目となる今回の『BBJ』挑戦で栄冠を手にした。 ウクライナで生まれ、ウクライナ人の両親の仕事の都合で5歳のときに来日したカロリーナさん。以来、日本で生活し、日本語も堪能。日本滞在歴は18年になり、現在はモデルとして活動中だ。目標にしていたという『BBJ』総合グランプリ受賞後に話を聞くと、「夢にまでみていたこと! いまだ信じられない」と瞳を潤ませた。 「3年ぶりの再挑戦でとても不安や緊張がありました。何度も練習を繰り返してきても、本番のステージに立つと緊張して、頭が真っ白になります。自分を信じて、ステージを思いっきり楽しむことができました! 思いを出しきれたと思います」 しかし、ここにたどり着くまでの道のりは決して順風満帆ではなかった。ウクライナ人のカロリーナさんは「ジャパンという名前がつく大会で、見た目が外国人だと優勝はできない」と言われたこともあり、「私の努力や力ではどうにもならないことが原因で、優勝の可能性が閉ざされているのではないか」と思い悩んだ日々もあったという。 「今回グランプリに選ばれたことで、日本人として認められたような気持ちになりました。この日本に私の居場所がしっかりとあり、国籍が違うからといって不可能なことはないと感じて、涙が止まりませんでした。とても光栄で嬉しく思っています」