【カトレアS】ナチュラルライズが無傷V2 横山武史「能力が高いと信じて疑わなかったので王道の競馬を」
23日の東京9R・カトレアステークス(2歳オープン=ダート1600メートル)は、横山武騎乗で2番人気のナチュラルライズ(牡・伊藤圭)が中団追走から直線で抜け出して優勝。新馬戦に続き無傷の連勝を飾った。勝ち時計は1分36秒4(稍重)。 横山武は「能力が高いと信じて疑わなかったので王道の競馬をした。初の左回りで右に逃げる面が強く、新たな課題は出てしまいましたが、克服して能力を伸ばしていきたい」と課題を挙げつつも能力の高さをたたえた。 伊藤圭調教師は「外に張り気味で、抑えるのに余計に頭が上がってしまいました。そこは工夫します。直線でも外に逃げているから内から詰め寄られてしまう。外に張る分、追えない。課題ですね」と勝利にも手放しでは喜べない口ぶり。今後についてはJpnⅠ全日本2歳優駿(12月11日=川崎ダート1600メートル)への登録も視野に、南関東3冠路線や海外遠征など「馬主さんと相談して。ジョッキーは〝相手が強くなる分、ペースが上がるので折り合いは楽です〟と話していました」と幅広い選択肢を模索する方針だ。 当レースは米GⅠケンタッキーダービーのポイント対象レース(国内では計4レース)に指定されている第1弾。過去の勝ち馬にアマンテビアンコ(23年)やレモンポップ(20年)などがおり、ダート路線の出世レースとして定着している。
東スポ競馬編集部