坂本花織 ショート首位発進に観客から大きな拍手「すごく気持ちが盛り上がった」万感のノーミス演技【フィギュアNHK杯】
◇27日 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯 女子ショートプログラム(大阪・東和薬品ラクタブドーム) 坂本花織(20)は演技を終えると、両手の拳を振るわせた。75・60点で首位発進。コロナ禍で無観客試合が続いていたが、この日は大きな拍手が湧き起こった。 「すごく気持ちが盛り上がった。曲よりも聞こえていた。試合ってこんな感じやなとあらためて思った」 今大会から得点アップを狙って「今、自分ができるマックス」の構成に変えた。単独ジャンプは得意のループから、基礎点の高いルッツに。ボーナス点を稼げる演技後半にフリップ―トーループの連続ジャンプを組み込んだ。 自己ベストに1・35点及ばないものの、ほぼノーミスの演技に「大きな舞台でこの構成で成功できたのは自信になる。この構成でやって良かった」と充実感を漂わせた。完全Vへ向け「フリーでも勢いよく迫力のある演技ができるよう頑張りたい」と意気込んだ。
中日スポーツ