【神宮大会】広島商 大宗和響が184球熱投で県勢初V王手 決勝は73年センバツ決勝カード横浜VS広島商に
◆第55回記念明治神宮野球大会第4日 ▽高校の部準決勝 広島商1 1―9敦賀気比=延長11回タイブレーク=(23日・神宮) 高校の部は準決勝が行われ、春夏通算7度の甲子園優勝を誇る広島商(中国)が、延長戦の末に敦賀気比(北信越)を破り、決勝に進出した。 広島商は春夏通算45度の甲子園出場、史上3位タイの7度の優勝を誇るが、神宮大会出場は初。22日の初戦では東海大札幌(北海道)を破り、初勝利を飾っていた。 この日は、2回1死二塁で6番・片岡亮祐捕手(2年)の適時三塁打などで2点を先制すると、3回にも2点を追加した。投げては先発の大宗和響投手(2年)が7回まで無失点。しかし、8回に3点を失い2点差に迫られると、9回2死二、三塁で味方の失策で同点とされた。 タイブレークの延長戦に突入し、8―8の11回表に敵失も絡み3得点。最後は球数184球を超えた大宗からスイッチした徳永啓人(2年)が1失点に抑え、粘る敦賀気比を振り切った。 これで、広島勢初優勝に王手をかけ、25日の決勝で横浜(関東)と対決。横浜が甲子園を初めて制した73年のセンバツ決勝カードで、今秋の日本一を争う。
報知新聞社