大量発生の“サッパ”に釣り人集まる 温かい水が影響か 口コミ広がりマナーの問題も 愛知・碧南市
愛知県碧南市に、毎年この時期に、魚が大量に発生する場所があると話題になっています。“簡単にたくさん釣れる”と人気の場所で、SNSなどで情報が広がり、大勢の釣り人が訪れる一方で、“マナーの問題”も発生しています。
愛知県碧南市の海沿いにある「JERA碧南火力発電所」近くの護岸。 平日にもかかわらず、魚を狙う大勢の釣り人の姿が!
釣り人が狙っているのは、体長15センチほどの魚「サッパ」。 日本沿岸の浅い海に住み、“キンカワ”や“ママカリ”とも呼ばれていて、食べることもできます。 例年、この時期になると、なぜか「碧南火力発電所」の周辺で大量発生するというのです。 原因について、碧南海浜水族館は、隣接する火力発電所から海に出る“温かい水”の影響があるのではないかといいます。 さらに、釣り人がエサをばらまくことで、より魚が集まっている可能性もあるということです。
この日、知多市から初めて来たという男性が釣り糸を投げ入れると、わずか1分ほどで釣れました。 また、名古屋から来た2人は、疑似餌で50~60匹ほど釣ったといい、サッパ釣りを楽しんでいました。
釣ったサッパは、自宅に持ち帰り、『酢漬け』や、『から揚げ』にして食べる人が多いそうです。 しかし、最近はSNSなどからの情報でこの場所が広く知られることになり、マナーの問題も出てきているといいます。 釣り人に聞くと、釣り針や釣り糸がそのまま落ちていたりと、以前に比べると、マナーが悪くなっているといいます。 釣りを楽しむため、それぞれがマナーをしっかり守ることが大切です。