今の車に乗り始めて「7年目」になります。3回目の車検前に買い替えたいのですが、おすすめの時期はいつ頃でしょうか?
新車で購入した現在の愛車に乗り始めて7年目を迎え、次の車検が近づいているという方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。3回目の車検は、修理やメンテナンスの費用が高額になりやすく、買い替えを検討するタイミングとして最適といわれています。 しかし、自分にとっての買い替えにベストな時期はいつなのか、迷ってしまうこともあるでしょう。本記事では、本当に車の買い替えは車検前がおすすめのタイミングなのかについて詳しく解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車検とは
車検とは、車の安全性の確保と環境保護を目的とした、法律に基づき定期的に点検整備を行うことを指します。乗用車の場合、初回の車検は3年後、その後は2年ごとに受けることが義務付けられています。 車検は、有効期限の1ヶ月前から受けることができ、期限を過ぎると車検切れとなり、公道での走行は違法になります。車検は必ず期限内に受けるようにしましょう。また、新車登録から10年が経過しても、車検の有効期間は変更されません。
3回目の車検が「節目」といわれる理由
車検は、新車登録から3年後に初めて実施され、その後は2年ごとに行われます。 特に、5年目の2回目や7年目の3回目の車検を迎える前に、買い替えを検討する人が多いようです。 3回目の車検が近づくと、使用状況によっては走行距離が10万キロメートルを超えることがあり、整備やメンテナンスが必要となるケースが増えてきます。 消耗品の交換に加え、タイヤや長期使用による部品交換が必要になることも少なくありません。さらに、7年目以降になると故障のリスクが高まり、予想外に修理費用がかさむ可能性もあります。 一般社団法人日本自動車工業会(JAMA)が実施した「2023年度 乗用車市場動向調査」によると、乗用車の平均保有期間は7.2年であり、10年以上保有される車は全体の2割強です。前保有車の平均保有期間は新車で7.7年、中古車で6.2年と、所有期間に差が見られます。 車両が6年目または7年目に差し掛かる時点は、3回目の車検が車両の節目となることが多いです。車検を受ける前に手放すことで、高いリセールバリューを維持できるメリットがありますが、タイミングを逃すと車検費用や部品交換費用、さらには税金の負担が増え、結果的に出費がかさむ可能性もあるため注意が必要です。