アメリカで話題になった22歳の日本女性が目指すものとは?
アメリカで話題になった22歳の日本女性が目指すものとは?
あるひとりの日本人女性の活躍が国境を超え、アメリカでもスポットライトを浴びた。 能條桃子(のうじょうももこ)さん(22歳)は、慶應義塾大学経済学部4年生。学生でありながら、U-30世代に政治や社会の情報を発信する一般社団法人「NO YOUTH NO JAPAN 」の代表理事も務める。 27歳のインフルエンサー、中国版ヴォーグの編集長に! 森喜朗氏の女性蔑視発言を受け、能條さんら11人の有志が中心となって再発防止を訴えるべく、Change.org やソーシャルメディアで声を上げた。その結果、森氏は東京五輪会長職からの辞任に追い込まれ、その行動力が米主要メディアで高く評価をされたのをご存じだろうか。 アメリカで日本人アクティビストにスポットライトが当たるのは珍しく、日本の職場で女性がハイヒールおよびパンプスの着用を義務づけられていることに抗議した#KuToo運動の石川優実さん以来かもしれない。
通信社、ロイターは「Don't be silent: How a 22-year-old woman helped bring down the Tokyo Olympics chief」(22歳女性が東京オリンピック会長の辞任にどう影響したか)と報じ、「#DontBeSilentキャンペーンは、2週間足らずで15万を超える署名を集め、森氏に対する世界的な怒りの刺激となった」と評価した。 「An ‘Old Men’s Club’ Dominates Japan. The Young Just Put Them on Notice」(年寄りの男性たちが日本を支配。若者は声を上げ始めた)と報じたのは、「ニューヨークタイムズ」だ。 「若者は年長者に静かに従うように教えられている国で、いま最も力を持つのは20代の女性たちのようだ」と能條さんらの活動を評価し、「厳格なヒエラルキーのある日本社会で変化を起こすのは時間がかかるが、ソーシャルメディアが若い世代にとって解決の糸口になる」と論じた。