小倉智昭さんが77歳で死去 「とくダネ!」などの名物司会者、晩年はがんで闘病生活
「情報プレゼンター とくダネ!」などワイドショーの司会者として活躍したフリーアナウンサーの小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが9日、ぼうこうがんのため死去した。77歳だった。葬儀は家族葬で行う。後日、「お別れの会」を予定している。 【写真】日本テレビ復活特番「巨泉のこんなモノいらない!?」収録に参加した大橋巨泉さん、山口美江さん、小倉智昭さん、筑紫哲也さんら=1991年 秋田県出身。46年にテレビ東京に入社し、競馬中継の実況アナウンサーとして活躍した後、51年にフリーの道へ。ラジオパーソナリティーとして「小倉智昭の時計の針はいま何時」(文化放送)などを担当し、クイズ番組「世界まるごとHOWマッチ」(TBS系)のナレーションも手掛けた。 磨きをかけた「1秒間に18文字しゃべれる」という話術を評価され、「キャッチ」(日本テレビ系)、「どうーなってるの?!」(フジテレビ系)などのワイドショーの司会者を歴任した。 平成11年に始まった「とくダネ!」(フジ系)では、司会者として持ち味の歯に衣着せぬ発言が視聴者に支持され、同番組は同じ司会者による全国ネットのワイドショーの最多放送回数を記録。30年9月には放送5千回を達成した。 28年、ぼうこうがんを患っていることを公表した。30年11月に手術のため休養したが、復帰。令和3年3月の同番組終了まで司会者を務めた。近年は肺や腎臓への転移を公表する一方、タレント活動も続けていた。