コロナ禍でも売上が安定する、「個人サロン」のつくり方【宮本佳実のキラキラ副業プロジェクト】
可愛く1000万円ガールを目指す! 宮本佳実がOLさんを直接カウンセリング!
ワークライフスタイリスト宮本佳実さんがwithLabメンバーの“仕事”をカウンセリングするこの連載。好きを仕事にしたいけれど始め方がわからない、どんなふうに仕事を広げたらいいか、などと悩んでいる方々に、“可愛いままでできる”方法をワークライフスタイリングという形で宮本さんが指南します。 宮本佳実【キラキラ副業プロジェクト】一覧はこちら
今回の相談者はパーソナルカラー診断のサロンを運営している稲葉枝利子さん(30歳)。コロナ禍でリアル診断が難しくなったこともあり、今後の経営に不安を抱き、宮本さんにアドバイスをもらいにやってきました。
対面のみでは立ちゆかなくなる時代に。オンラインが必須事項
稲葉「2019年の10月からパーソナルカラー診断のサロンを始めました。家の近くの貸し会議室を借りて、対面診断をしていたんですが、2020年になりコロナ禍でそれができなくなり……。対面じゃなくてもできる写真診断を始めようと模索しているところです。ただ、始めてそれほど月日が経っていないので、まだまだ集客もできていなくて、今後どのように運営していけば収益を伸ばすことができるのか迷っているんです」 宮本「対面じゃなくてもできるメニューを考えるのはとてもいいと思います。これからの時代はどんなジャンルであっても、これまでの形にこだわらないことが生き残っていく鍵になってきます。集客ができていないとのことですが、これまでにどれくらいの方を診断してきましたか?」 稲葉「スタートしてコロナ禍になる前までの半年間で、月に5人ずつ合計30人を診断してきました。個人診断で、診断受けてくださった方には、その方のタイプの服やメイクの選び方の資料をお渡ししています」 宮本「なるほど。では基本的に1対1なんですね」 稲葉「はい。そうです」 宮本「診断は、1対1じゃないとできないものですか?」 稲葉「そんなことはないと思いますが……」
1回限りの商品はNG。リピートできるもので売り上げを安定させて
宮本「今すぐには難しいかもしれませんが、売り上げを伸ばすことを考えて、まずは1回で複数人受けられるサービスも用意しておきましょう。たとえば1回で5人のグループ診断にしてみるのはいかがでしょうか。そうすることで、診断できる人数を増やすことができます。あと今のメニューだけだと一度来たら次の利用はないですよね。せっかく稲葉さんのサロンを見つけてきてくれたお客さんとの関係を1回限りで終わらせてしまうのはもったいないと思います」 稲葉「でも、パーソナルカラーは一生変わらないものなので、2回、3回は必要ないんです……」 宮本「診断を何度もするのではなく、診断後のフォローサービスをメニューに追加するんです。稲葉さんのパーソナルカラー診断のサロンに限ったことではなく、一度来てくれたお客さんにリピートしてもらえるメニューを作っておくのは経営していく上でとても重要なこと。たとえばですが、診断は受けて自分のパーソナルカラーはわかったものの、洋服が選べない、コーディネートできないという方に、ショッピング同行するというメニューはどうでしょう? または今のようなコロナ禍なら、似合うものをオンラインストアで選んであげるのもいいかもしれません」 稲葉「なるほど。そういうお話はよく聞きます」