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イノベーティブな起業家を動かすものは「金」か「利他主義」か?

配信

TechCrunch Japan

起業家の「有望性」の定義を広げる

「右肩上がり」の急成長で次なるユニコーン企業を築く有望なベンチャーの判断基準はパーカーを着た起業家、というのはいつ決まったのだろうか? シマウマ(利益と使命という2色の目的を生き残りのために協調させている起業家が実際にいる)ではダメなのか? Nicole Bassett(ニコール・バセット)氏はThe Renewal Workshop(ザ・リニューアル・ワークショップ)を共同創設した。彼女は、アパレルと繊維ブランドのために廃棄物ゼロの循環型ソリューションを提供している。彼女は衣服のリサイクルとアップサイクルのための新しいビジネスモデルを急成長させ、営利目的のスタートアップとして利益を追求しながら、およそ45万トンの繊維製品を埋め立て処分から救い出した。

資金提供を超える支援を

新しいベンチャーを興すには、資金はきわめて重要だが、社会起業家には技術的専門性や指導も同じぐらい重要であると認識しなければいけない。一流の起業家から指導を受けた創設者は、自社を一流企業を育てられる可能性が3倍高くなる。データと分析の技能を訓練するプラットフォームRefactored.ai(リファクタード・エーアイ)を作り上げたRam Katamaraja(ラム・カタマラジャ)氏の場合を見てみよう。彼は規模の拡大のためのマーケティングとブランディングの支援を必要としていたが、指導によって「大混乱と恐怖に陥りがちなそのプロセスが、満足のいく、非常に生産性の高いものに変わった」と話している。Refactored.aiは8000人以上のユーザーの技能を高めてきた。 有望な起業家に対する理解を広げ、プログラム参加へのハードルを下げ、個々に即した支援を行わないかぎり、戦局を変えてこのパンデミックを克服する数々のアイデアを、私たちは無視してしまうことになる。その結果、大きな問題が解決されないまま残され、大きなコミュニティーが放置されることになる。 【編集者注】著者のHala Hanna(ハーラ・ハンナ)は、社会的インパクトのあるイノベーションのマーケットプレイスMIT Solveのマネージング・ディレクター、コミュニティー担当。 (翻訳:金井哲夫)

Hala Hanna

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