ANA国内線、2月減便率57%に 74路線2409便追加、運休19路線
全日本空輸(ANA/NH)は1月26日、2月の国内線を追加減便すると発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染再拡大に伴う需要減少によるもので、1日から28日まで74路線2409便を追加する。これにより2月の減便率は57%となる。 運休は19路線で、地方空港からの国際線接続用に運航する成田発着の札幌(新千歳)、仙台、新潟、中部、伊丹、那覇の6路線のほか、羽田発着の稚内と釧路の2路線、札幌発着の神戸と那覇、富山、小松、静岡、岡山の6路線、那覇発着の新潟と静岡、岩国、長崎の4路線、関西-福岡線が対象となる。 一部の日が運休となるのは伊丹-福島や中部-鹿児島など29路線で、羽田発着は神戸や紋別、石見など6路線で間引く。 羽田発着の幹線4路線は、いずれも減便対象となる。1日14往復を計画していた札幌線は同7から10往復に減便。15往復の伊丹線は6から13往復、17往復の福岡線は9から13往復、11往復の那覇線は6から10往復に減便する。 減便せず通常運航するのは7路線で、羽田-中部と宮古、伊丹-函館と広島-那覇、松山-那覇の5路線は1日1往復ずつ、札幌-稚内線は同2往復、伊丹-那覇線は同3往復運航する。 2月は113路線2万328便の運航を計画していた。今回の追加により106路線1万1576便が減便対象となり、減便率は追加前の45%から12ポイント悪化する。
Yusuke KOHASE