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オンライン講義で高い授業料に納得できる?…大学というビジネスモデルの危機

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BUSINESS INSIDER JAPAN

多くの大学がキャンパスを閉鎖し、秋からはオンライン授業を予定しているため、多くの学生は大学に戻ってこないことを決めている。 有名な大学であっても、オンラインのみのカレッジが数分の1の費用で同様のコースを提供しているので、リモートだけのクラスに3万ドル以上の学費を支払うように学生を説得することは難しい。 大学と学生がバーチャル学習の現実に向き合う中で、COVID-19はアメリカ人の高等教育への見方や価値観に永続的な影響を与えているかもしれない。 アメリカ中の大学がCOVID-19のパンデミックに対する安全対策として、秋からの学期にオンラインで行うことを決め、多くの学生がZoomで授業を受けるために多額の授業料を払いたくないと思っている。大学側は授業にそれだけの価値があることを納得させるのがこれまで以上に困難だと知っている。 平たく言えば、アメリカの大学のビジネスモデルは先行きが明るくない。 理由は以下の通りだ。

学生はオンライン授業にお金を払いたくない

サンフランシスコ大学(USF)の学生であるチン・ミンプク(Minh Phuc Tran)はBusiness Insiderに、もし秋以降もオンラインで授業が行われるのであれば、USFの授業を続ける可能性は低いと語っている。 「ここ数カ月の授業体験はあまりよいものではなかった」と彼は言った。 「大学はそこに存在しなくてはいけない。今の状態はそうではない」 サンフランシスコ大学の2020-21年度の学費は5万1930ドルと見られている。しかし、大学における活動(寮生活やスポーツ、その他の活動に参加すること)をすべて失いながら、オンライン授業のためだけにこの金額を支払うことは、キャンパスでの生活をよく知る学生にとっては公平ではないように思えるだろう。 大学が最善の努力をしていたとしても、多くの学生はオンライン学習への転換に不満を持っている。図書館、研究室、パフォーマンス・スペース、クリエイティブ・スタジオといったキャンパスのリソースへアクセスできないことを考えると、バーチャルクラスだけに同じ料金を支払うことを要求するのは難しい。 フィラデルフィアにあるドレクセル大学の1年生で、学校に対して授業料の払い戻しを求める集団訴訟を起こしたグレインジャー・リッケンベーカー(Grainger Rickenbaker)は、授業の多くが録画済みのビデオに置き換えられているとAP通信に語った。 コロンビア大学からパデュー大学、ミシガン州立大学など、全米の学生が返金を求めて訴訟を起こしている。

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