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三遊亭円楽、桂歌丸師匠が「手を差し伸べてくれた」若手時代の思い出語る

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TOKYO FM+

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。5月30日(土)の放送は、前回に引き続き、落語家の三遊亭円楽さんが登場しました。

◆「笑点」に出演して43年

丸山:27歳のときに大喜利レギュラーメンバーになられた「笑点」(日本テレビ系)ですけど、(桂歌丸さんのあとの)6代目の司会者はてっきり円楽師匠かと思っていました。 円楽:歌丸師匠がね、(落語芸術)協会の都合などもあったから、(春風亭)昇太を指名したんだと思う。 丸山:僕は、100%円楽師匠かと。 円楽:回答者の要として、「笑点」のオピニオンリーダーとして生きるべきだと。 丸山:確かに、あの位置って大事ですからね。「笑点」(のメンバー)って、観ていて本当にバランスが取れているなって思います。 円楽:個性がつくと、面白いですよね。ただね、コロナ騒動の最中に無観客でやったとき、一番面白かったのは(三遊亭)小遊三さん。 丸山:小遊三さん? 円楽:下ネタ言うでしょ!? お客さんがいると「ワー」って笑って、(その様子を見て)“どうでぇ”って顔するじゃない? でも、無観客で下ネタ言ったあと“シーン”とした途端に、当人が一番照れて顔が赤くなってんの(笑)。 丸山:お笑いを愛する方にとって、無観客って厳しいですよね? 円楽:稽古じゃないんだからね。 丸山:そうですよね。 円楽:(無観客の)放送はつらいですよ。だから、懐かし版をやってみたり、名場面集をやったりしてしのいでいたんですけどね。やっぱりね、みんなやりたいのは、大喜利だけじゃなくて落語なんですよ。 丸山:はい。 円楽:みんな落語が好きでこの世界に入ってきたんだから。ところが落語をやる場所がない。イベントが自粛になっちゃって人を集めちゃいけないから。

◆間近で見てきた桂歌丸のすごさ

丸山:歌丸師匠は、本当にすごかったなっていう思いがあります。 円楽:歌丸師匠のすごさはね、「大喜利の歌丸で終わらねぇぞ!」って一生懸命に噺(はなし)を勉強して、すごく丁寧で教科書みたいな落語をやってくれた。 丸山:酸素チューブをつけてやっていましたもんね。 円楽:あそこまで(落語に)しがみつけないですよ。(四代目三遊亭)小圓遊さんが亡くなって、歌丸師匠が同世代でもって悪口合戦やっていたのがなくなっちゃってね。初代三波伸介さんが亡くなって、うちの師匠(五代目三遊亭圓楽)が(司会者として)戻ってきて、私は弟子だから師匠から小言を言われていたの。 丸山:はい。 円楽:そしたら、歌丸師匠が「楽さん、俺のことネタにして飛び越して圓楽さんを馬鹿にしちゃえばいいから。なんでもいいから俺たちでやろう!」って手を差し伸べてくれたの。 丸山:なるほど。 円楽:小圓遊さんとはまた違うバトルがね。歌丸師匠と私でもって司会者である先代のうちのお師匠さんを攻撃する、あるいは私が三角形でもって2人を攻撃する。そして歌丸師匠が司会者になったら、今度は司会者対私というそのバトルが面白かったんだよね。 丸山:最高ですよね。 円楽:打って響いてくれるのが一番いいよね、仲間だから。面白いなと思ったのは、(林家)たい平が入ってきてから「笑点」に動きが出たんですよ。それまでネタと言葉のゲームだったのが、たい平が「ふなっしー」とか言って飛んだり、動いたりして……やりすぎたときもあるし、それを抑えきれず学級崩壊と言われたりね。まぁ、難しいけれど、日曜日の夕方に気を抜いてみんなで笑うには毒のない番組だから。 丸山:素晴らしいと思います。

◆円楽「落語界に恩返しを」

丸山:円楽師匠は、どこまで現役をとか考えたことはありますか? 円楽:うん、病気をしたときにお医者さんにも言ったんだけど、なんとか医学の進歩と同時に自分の体力も少し考えながら、「先生、なんとかあと10年、80歳まではやりたい」と。 丸山:はい。 円楽:そうすれば、自分の集大成、やり残した仕事、自分が育ててもらっていい思いをさせてもらった落語界にも恩返しができるかなって。 (TOKYO FM「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」2020年5月30日(土)放送より)

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