【古市憲寿×橋本マナミ】「国民の愛人」が“婚活で重視”したこと
お金? 刺激? 安心?「国民の愛人」が婚活で重視したことは?
社会学者の古市憲寿さんが、世の女子を悩ませる“結婚”の正体を暴く!? 今回は愛人キャラとして活躍しながら、私生活では正妻となった橋本マナミさんと対談! 「古市憲寿さん」に関する記事を読む
派手な恋愛は飽きる !? 誠実な人を探していた
■古市さん(以下・古) 「『平成の団地妻』とか『若き熟女』とか、橋本さんはいろんなキャッチフレーズで呼ばれてましたよね。どんな気分だったんですか?」 ■橋本さん(以下・橋) 「まんざらでもなかったですね(笑)。私は13歳から芸能活動を始めて、地味だからブレイクするのは難しいと言われていました。それが27歳ごろからいろんな呼ばれ方をするようになり、最終的には『国民の愛人』で落ち着いて。『やっと私の居場所ができた!』みたいな」
■古 「その愛人キャラが結婚の障壁になることはなかったんですか? 遊びで近付いてくる男性ばかりで、本気のアプローチが減ったりとか」 ■橋 「それは否定しません。だから、30代になってからは出会いの場では結婚願望を公言して真剣交際のオファーしか受け付けませんでした。一方、私自身が結婚に気後れしていた部分もあって。男性のファンの方が多かったし、さすがに“愛人”が結婚したら仕事がなくなるんじゃないかと。旦那さんには、かれこれ2年くらいは結婚を待ってもらっていました」 ■古 「“愛人”ではなくて“妻”になることを決意させた旦那さんは、どんな人なんですか?」 ■橋 「普通というか、落ち着いた大人の男性です。誠実そうな雰囲気にビビッときて、初対面で一目惚れしちゃったんですよ。それまで私の周りには良くも悪くも派手な人ばかりだったので、なおさら彼が魅力的に見えました」
■古 「世間のイメージを活かして、正真正銘の愛人になる生き方は考えなかったんですか? それこそ派手な人と一緒にいれば、一生豪遊できそうじゃないですか」 ■橋 「いやいや、20代の頃は浮気を許すスタンスで豪快な男性と交際したこともありますが……最終的に虚しくなりますよ(笑)。デートでヘリコプターに乗せてくれるような人もいましたが、お金で得られるような刺激は、いつか飽きてしまうものだし。長い人生、やっぱり根本的な人間性に共感できる人と暮らしたいなと」