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支配下登録を勝ち取った巨人・沼田翔平(旭川大高出身)が速球派投手に負けない武器とは

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高校野球ドットコム

 6月1日、支配下登録選手が発表された巨人の高卒2年目・沼田 翔平(旭川大高出身)。高卒2年目ながら開幕一軍を期待されている。 【画像】振りかぶる姿も絵になる沼田翔平  沼田は誰もが目を引くような豪速球を投げるわけではない。今、巨人はトレーニング内容や二軍スタッフによるテクニカル指導が充実し、150キロ超えの投手が非常に多い。沼田も140キロ中盤まで速くなったとはいえ、ストレートだけで勝負する投手ではない。  また他球団にも150キロ超えの速球と高速変化球で勝負できる若手投手が出てきた。  それでも沼田が評価をされているのは、安定感の高さ、緊迫とした場面でも高い制球力を維持できる技術の高さ、精神力の高さだろう。  成績面を振り返ると、オープン戦は6試合を投げて、防御率1.42、被安打率.182と抜群の安定感を誇る。  その投球内容を詳しく振り返ると、140キロ中盤の速球を高低、内外角にきっちりと投げ分け、120キロ~130キロ前後の2種類のスライダーを器用に投げ分け、カーブも織り交ぜる。  何より投球フォームが打ちにくいフォームをしている。テークバックに入ってからリリースに入るまでの動きが実に素早く、見えにくい。タイミングが取りにくい投手だ。  150キロを超えても、キレの良い変化球を投げるのに、打たれてしまう投手は良いボールは投げられるときは空振りを奪えても、ここぞという場面で、制球力が甘くなったり、制球を乱して不利のカウントにしてしまうなど、もったいない投球が多い。沼田はそういう投球が少ないからこそ着実にステップアップした。  育成枠スタートの選手でこれほど高い完成度を持った投手もそうはいない。支配下登録にされて然るべき投手だったといえる。 2018年のドラフトでは山下航汰(健大高崎出身)に続く支配下登録となった。このドラフトは潜在能力が高い選手が多く、「神ドラフト」になる予感をさせる。  常勝軍団・巨人にとって沼田のような突き上げは不可欠。ぜひ飛躍のシーズンになることを期待したい。

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