英国ファンド、東芝に買収提案 東証が株式の売買停止を発表
英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズなどが東芝に買収を提案することが7日、分かった。買収額は2兆円程度に上るとの見方が出ている。「物言う株主」との対立が続く東芝の株式を非公開化し、経営判断を早める狙いがあるとみられる。 東芝は過去に不正会計問題や米原発事業の巨額損失で経営難に陥り、再建を進めてきた。最近は経営を巡り、「物言う株主」の投資ファンドとの対立が激しくなっていた。東芝の車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)はCVCの日本法人会長を務めていた。 東京証券取引所は7日、同日朝から東芝の株式売買を停止すると発表した。CVCによる買収提案報道についての真偽を確認するためとしている。