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ヴィクトリア朝からヒントを心得ていた? 英王室がイメージ戦略で写真を使うようになったワケ

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ハーパーズ バザー・オンライン

世界中にファンをもつ英国王室は、いつだってメディアや一般の人々から熱い視線を注がれている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今までのように姿を見せることは難しくなってしまったが、ファンの期待に応えるかのようにスピーチやビデオ通話を活用し私たちを楽しませてくれている。英国王室は、“写真の力”をよく知っているのだ。 【写真】ファンが捉えた、見たことのないロイヤルファミリーの瞬間 王室がメディアの伝え方をしっかりコントロールしたい時、例えば幼いロイヤルキッズたちの誕生日や、大切な結婚記念日、特別に重要な要人との会談などの場合には、撮影された写真のなかから自ら選んだものを公開してきた(より若い世代のロイヤルメンバーたちは、撮影も自ら行う場合もある)。

イメージを戦略的に使うことは、何世紀も前からウィンザー家のPRに関するプレイブックに書かれていたこと。王室に対する国民の見方に、写真がどれほど影響を及ぼすかということに最初に気付いたのは、アルバート王配(ヴィクトリア女王の夫で、エリザベス女王の高祖父)だという。 6月14日(現地時間)、アメリカの公共放送『PBS』はドキュメンタリー番組『Prince Albert: A Victorian Hero Revealed(原題)』を放映。王室メンバーの初となるPR写真とその影響について探った。 それによると、写真は当初プライベートなものとして撮影されていたが、アルバート王配はそれらを新聞に掲載することを許可。目で見る王室一家の姿を初めて公開したという。 ロンドンの観光名所であるヴィクトリア&アルバート博物館のキュレーター、ケイトリン・ラングフォードは番組の中で、「王室にとって、国民にこうしたイメージを持ってもらいたいと思う写真を見せることができたのですから、掲載を許可したことは非常に有効でした」と説明。

「生まれたばかりの赤ちゃんをあやす、まさに母親らしく優しいヴィクトリア女王の姿……。王室の間で統一戦線が張られていました。一家は、写真がパブリックイメージにどのような影響を与えるかを非常によく理解していたと思います」 その経験は現代にも脈々と受け継がれ、SNS時代のイメージ戦略に大いに役立っているといえるかもしれない。

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