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乃木坂46 生田絵梨花、グループの魅力を横に広げる音楽面での成長 ソロでの活躍を振り返る

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リアルサウンド

 今年2月にデビュー8周年を迎えた乃木坂46。毎年恒例の『真夏の全国ツアー』『BIRTHDAY LIVE』はドーム規模、5年連続の『NHK紅白歌合戦』出演、躍進するアジア進出……と坂を登り続けるグループの現在地を象徴するトピックはいくつもあるが、それらはメンバー個々の活躍があって成り立っているものだ。 「乃木坂の未来を担う子たちをサポートしつつ、“横”へと広げていく役目を担うべきなんじゃないかな」  ゼロから乃木坂46を“縦”に伸ばしてきた生田絵梨花は、知名度だけでなく、活動の幅、厚みを持たせることが自分たちの今後の役目だとインタビューの中で話していた。現在『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)にて、高山一実がMCを、山崎怜奈が解答者としてそれぞれの役割を持ち出演しているのは、メンバーの個性にも多様性が生まれているいい例である。  そんな生田も、乃木坂46の活動と並行してミュージカル女優としてグループを横に広げてきた第一人者。ドキュメンタリー映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』には、多忙なスケジュールの中、舞台出演と乃木坂46の現場を行き来する生田の姿が映し出されている。長期間のミュージカル出演からコンサートに出演出来る方が稀な生田の場合、乃木坂46に帰ってくるという表現が正しいだろう。  幼少期をドイツ・デュッセルドルフで過ごした生田は、3歳の時にピアノを始め、中学時代には東京代表として全国大会のコンクールに出場するほどの腕前に。後に、音楽大学のピアノ科に進学する生田、そして乃木坂46にとっての代名詞となるのが、2013年リリースの5thシングル曲「君の名は希望」だ。  「君の名は希望」は、2015年に乃木坂46が『NHK紅白歌合戦』に初出場した楽曲。『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)での初の生田のピアノ伴奏から、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)出演時にも彼女がピアノ演奏を披露している。ピアニストの清塚信也は度々、音楽番組で「君の名は希望」を絶賛しているが、最近も『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)の特集「クラシックのプロが選ぶJ-POPのスゴイ曲」の中で「あえてシンプルな和音でのピアノ演奏」を取り上げ、生田の名前を挙げている。  オーケストラをバックにしたコンサートでのパフォーマンスや、生田が演奏した音源が乃木坂駅の発車メロディとして使用されていることなど、「君の名は希望」にまつわるエピソードは多くあるが、筆者が特に忘れられないのが、生田と佐久間正英の「君の名は希望」。PLASTICSのメンバーで、BOOWY、GLAY、JUDY AND MARYなど数多くのバンドをプロデュースしてきた佐久間は、生田の父の従兄弟に当たる。生田がブログで共演を望み、それに佐久間がTwitterで返答する形で実現した2人の演奏は、どこか気恥ずさが垣間見えながらも不思議な温かさに包まれている。生田の「また、いつか」という約束は、佐久間の遺作「Last Days」で叶うことに。TAKUYAのボーカルに、生田のコーラス、ピアノ演奏が乗る。この楽曲が配信リリースされたのは、2014年2月。同年1月に『TEPPEN』(フジテレビ系)に出た生田が弾いていたJUDY AND MARYの「そばかす」、『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系)で熱唱していたGLAYの「誘惑」、 さらに『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の「私の1曲」に選んでいたGLAY「LET ME BE」には、佐久間への思いが透けて見えてくる。

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