“新ローラースポーツパーク”は中心街から車で25分の場所へ「ちょっと遠くなるから行くのが大変」利用者は複雑=静岡市
静岡放送
2025年9月末に閉鎖予定のJR東静岡駅北口のローラースポーツパークをめぐり、静岡市が代替施設を「西ケ谷総合運動場」に整備する方針を固めたことが分かりました。一方、利用者から聞こえたのは、移転先に対する複雑な本音です。 【写真を見る】“新ローラースポーツパーク”は中心街から車で25分の場所へ「ちょっと遠くなるから行くのが大変」利用者は複雑=静岡市 <静岡市政担当 坂口将也記者> 「静岡市のローラースポーツパークは多くの障害物があり、スケートボードなどを楽しめる施設ですが、2025年9月末をもって閉鎖予定となっています」 JR東静岡駅北口にあるローラースポーツパーク「東静岡アート&スポーツヒロバ」。このパークをめぐっては、静岡市がJR東静岡駅北口の土地に整備を目指す新アリーナ計画に伴い、2025年9月末をもって閉鎖することが決まっています。 市は代替施設の建設を検討し、これまでに6か所の候補地を挙げ、協議を続けてきました。 <坂口記者> 「静岡市が移転先に選んだのはJR静岡駅から車で25分ほどの場所にある西ケ谷総合運動場です。駐車場に新たなパークを建設予定ということです」 静岡市によると、現施設と同様にスケートボードやBMX、インラインスケートなどが利用できるパークを建設予定で、2025年10月のオープンを目指し、2025年度の当初予算に約1億5,000万円を盛り込む方向で調整しているということです。静岡市の難波喬司市長も前向きな考えを示します。 <静岡市 難波喬司市長> 「(西ケ谷は)元々運動する場所なので、そこをうまく活用すると良いんじゃないかと。利用しやすい場所になるので。競技団体の方にもかなりご理解を頂いていると思うので、最有力候補としていま最終調整中」 一方、現在の施設に比べて、交通の便が悪くなることなどから利用者は、複雑な心境です。 <利用者> 「ちょっと遠くなっちゃうから、滑りに行くのが大変かな。普段は週に5回とか来ているが、やっぱ場所変わると辛い」 「(今は)上級者が練習で使えるものになっているので、ただのフラットだけだと、どうしても練習にはならないから、セクション(=障害物)がちゃんと置いてあるような練習場をつくってもらえるとありがたい」
ローラースポーツの発展に向け、利用者も納得のいく新パークとなるのか。静岡市は、12月23日に利用者向けの説明会を開き、新パークの案を提示し、理解を求めていきたいとしています。
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