エースの早田ひな、左手首痛抱えながらも献身プレーで勝利に貢献 16歳張本美和はストレート五輪デビュー、平野美宇も圧勝 卓球女子団体【パリ五輪】
◆パリ五輪・卓球女子団体 日本3―0ポーランド(5日、パリ南アリーナ) 頂点を狙う日本が1回戦に登場し、ポーランドを下して危なげなく滑り出した。2012年ロンドン大会は銀、16年リオデジャネイロ大会は銅、21年東京大会は銀の日本。4大会連続のメダルはもちろん、ともに勝ち進めば決勝で当たる強豪中国を打破して悲願の金メダルを目指す。 ■泣き笑い…早田ひなが歓喜の決めポーズ【写真】 第1試合のダブルスにはシングルスで銅メダルを獲得したエース早田ひな(日本生命)=北九州市出身=と平野美宇(木下グループ)が登場。第2ゲームこそ奪われたが3―1で勝利を収めた。 シングルスの準々決勝で左手首を負傷した早田は、この日もテーピングを施した状態でプレー。団体戦に向けて「メダルへ、自分自身はどうなってもいいと思ってる。とにかくメダルを取るために、そして3人で団結して金メダル目指して頑張りたい」と誓っていた通りのプレーを見せた。 第2試合は最年少16歳の張本美和(木下グループ)がシングルスで五輪デビュー。持ち前の強打を中心に相手を押して2ゲームを連取すると、最後も11―4で締めて3―0のストレートで初陣勝利を収めた。試合中には早田がアドバイスを送るシーンもあったほか、痛みのある左腕の大事をとるためか、張本美の得点時には右手で太ももをたたくなどして拍手の代替とする姿も見られた。 第3試合は平野が出場。第1ゲームは11―3で主導権を握ると、そのまま押し切った。 【#OTTOパリ五輪情報】
西日本新聞社