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京アニ制作『聲の形』が「金ロー」に登場 不完全な世界には、怒りよりも愛情を

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マグミクス

いじめをテーマにした繊細なドラマ

 誰しも、胸の奥には誰かを傷つけてしまった苦い思い出があるのではないでしょうか。相手の気持ちを理解せずに、思慮の浅い言動をしてしまい、溝ができてしまった友達の顔が思い浮かびます。長編アニメーション『映画 聲の形』(2016年)は、そんな少年少女期のシビアな体験をテーマにした作品です。2020年7月31日(金)の「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)で全国放映されます。 【動画】美麗な映像とともに 主題歌aiko『恋をしたのは』PV 「週刊少年マガジン」で連載された大今良時氏の同名コミックを原作に、京都アニメーションが制作。「けいおん!」シリーズ(TBS系)でおなじみ、山田尚子監督と脚本家・吉田玲子さんとのタッグ作です。国内興収23億円の大ヒットとなり、世界各国で上映されています。  聴覚障害、いじめ、自死……。『聲の形』は簡単ではないテーマを扱っていますが、京都アニメーションらしく、登場キャラクターたちの揺れ動く内面が非常に繊細に描かれています。音楽や自然描写も美しく、まさに「京アニクオリティー」と呼ぶのにふさわしい珠玉作となっています。

事件がきっかけで心を閉ざすようになった将也

 物語の主人公となるのは、高校生の石田将也(いしだ・しょうや/CV:入野自由)。将也はいつもひとりぼっちで過ごしてきましたが、それは小学生の時に起きたある事件が原因でした。小6になった将也(少年時のCV:松岡茉優)のクラスに、耳が不自由な女の子、西宮硝子(にしみや・しょうこ/CV:早見沙織)が転入してきます。硝子が現れて以降、それまで安定していたクラス内のバランスが崩れたことから、将也は硝子をいじめるようになるのでした。  将也のいじめを他のクラスメイトたちは黙認していたのですが、将也が壊した硝子の補聴器が高額だったため、両家の親を巻き込んだ校内問題となります。クラスメイトや担任教師は将也ひとりに責任を押しつけ、さらには硝子の代わりに将也がいじめの標的となるのでした。  この事件がきっかけで、将也は中学でも高校でも友達をつくることができず、ぼっちライフを送るようになります。この先、生きていても楽しいことはない。そう考えた将也は、自死を決意します。死ぬ前に、硝子にもう一度会って、謝罪しよう。将也が硝子のもとを訪ねたことから、物語が動き始めます。そして、ふたりの再会が思いがけない波紋を広げていくのでした。

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