札幌市内の会社倉庫から発電機７台を盗んだとして３９歳の男が逮捕されました。男はこの会社の元従業員でした。 建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕・送検された住所不定、無職の新屋拓美容疑者（３９）。今年１月から５月にかけて札幌市豊平区にある土木会社の倉庫に侵入し、発電機７台を盗んだ疑いがもたれています。 新屋容疑者について被害に遭った土木会社の従業員は。 被害に遭った会社の従業員） 「うちでもともと働いていた従業員ですね」、「鍵とか壊されていなかったんで番号を知っている人なのかなって」。 会社が最初に被害に気づいたのは今年の５月。盗まれた発電機は建設現場で使うもので、被害額はおよそ１００万円にのぼるといいます。 被害に遭った会社の従業員） 「ここら辺にずらっと発電機が並べられてて発見当初は明らかに数が少なくなっていたんでそのときに警察に被害届を出した」。 廣瀬美羽記者） 「倉庫内に並んでいた発電機はこちらのような種類で、持ってみるとかなり重いです。盗まれた発電機の中には重さ１００キロほどのものもあったということです」。 その後、倉庫の鍵の暗証番号を変更しましたが、今月２１日、また複数の発電機が持ち去られたといいます。 被害に遭った会社の従業員） 「この棒のこういう部分が無理やり壊されていて開けられてたって感じです」。 こちらはその前日の防犯カメラの映像。２０日午後９時ごろ、重たそうに何かを引きずる１人の男。倉庫内の電気は点けず、手持ちのライトを使って棚を物色しています。そして、次から次へと発電機を運び出していきます。会社の従業員はこの男について、新屋容疑者に非常に似ていると話します。 送検新屋容疑者は警察の調べに対し「売れそうなものを盗んでお金にしようと思い発電機を盗んだ」と容疑を認めていて、警察は余罪もあるとみて調べています。