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差別的なユーザーをあぶり出す!?エアビーの新プロジェクトが話題

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コスモポリタン

「Black Lives Matter(黒人の命も大切)」運動が世界的に広がっていくなか、企業でも人種差別に関する方針や対応が見直されている現在。 そんな中、差別撤廃のための新たなアプローチを開始したのが、民泊サービスの世界的プラットフォームである「Airbnb(エアビーアンドビー)」。 6月初旬、全米黒人地位向上協会(NAACP)とブラック・ライヴズ・マター財団に総額50万ドル(約5,300万円)を寄付したことをシェアし、人種差別と闘う姿勢を見せたAirbnb。 もともとサービスの利用ポリシーとして「いかなる差別を禁止する」ことを明文化しており、ホスト(家やスペースを貸す側)向けのガイドラインにも「人種、肌の色、民族、国籍、宗教、性的指向、性別認識または婚姻状況に基づいてゲストを却下したり、異なる条件や制約を課すこと、ゲストが宿泊をあきらめるように仕向けたり、ゲストを選り好みするようなリスティングを投稿したり、発言をしたりすることを禁止する」と書かれているほか、2016年からは、他のユーザーに対して差別的行動をとった130万人のユーザーのアカウントを削除するなど、インクルーシブな社会づくりへ積極的な姿勢を貫いてきた。 とはいえ、ユーザー間でコミュニケーションが発生するプラットフォームということもあり、ホストとゲストの間にある差別の実態にさらなるメスを入れる必要を感じたよう。 そこで打ち出されたのが「プロジェクト・ライトハウス」と名付けた新しい取り組み。「カラー・オブ・チェンジ」という非営利公民権擁護団体とのパートナーシップが組まれることと合わせて、6月15日(現地時間)に同社のオンラインサイトで発表に。 この新プロジェクトでは、ユーザーがサイト内で何を探しているのか、どのようなゲストやホストを受け入れているのか、なぜキャンセルが発生したのかなど、Airbnb側からユーザーひとり一人の行動を細かく追跡・確認することができるのだそう。 ホストやゲストからのレビューや、カスタマーサポートとユーザーとのやりとりなど、ユーザーの使用履歴を深く掘り下げることによって差別行為がないか注視することができるほか、取得したデータは新しいツールの開発などにも役立てられるとのこと。 一方で、ユーザーのプライバシーについてはこれまで通り守られ、このプロジェクトはあくまで差別防止の目的のもとのみに使用されるそう。さらにユーザーは、アカウントのプライバシー設定ページにてデータ利用設定をオフにすることで、データ分析に参加しないという選択も可能。 約2年にわたる資金集めや人種正義団体からのフィードバックを経て、今回やっとローンチすることになったという「プロジェクト・ライトハウス」。この新プロジェクトは、6月30日から開始される予定だ。

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