松本の病院で集団感染5人 院長「陽性者入院の可能性、ゼロではない」 元日までに2000人検査
松本市の相澤病院で新型コロナの集団感染が発生、これまでに5人の感染が確認されました。 相澤病院は30日午後4時半からオンラインで会見を開きました。それによりますと、最初に感染が判明したのは90代の男性で、16日の入院時の抗原検査では「陰性」でしたが、25日の退院後に発症し、28日、陽性とわかりました。 男性は25日まで4人部屋に入院していたため、同じ部屋の50代男性と60代男性2人の3人に検査を実施したところ、陽性が確認されました。さらに別病棟の30代男性も陽性とわかりました。 関係する病棟の入院患者全員と職員303人に抗原検査をしたところ、全員陰性だったということです。 相澤病院・田内克典院長: 「陽性者が入院してくる可能性がゼロではない。ゼロにするのは困難。万が一、陽性患者が入院しても感染ゼロにできるよう対応していきたい」 相澤病院は救命救急やがん診療を担う地域の中核病院。地域医療に影響が広がらないよう、委託業者も含め、元日までに約2000人にPCR検査を実施し、今後の方針や態勢を検討するとしています。
長野放送