倒れていた69歳男性、車にはねられ死亡 容疑で消防士長逮捕 千葉市緑区
千葉市緑区下大和田町の県道で25日午後5時40分ごろ、同区、無職の男性(69)が乗用車にはねられた。男性は頭から出血するなどし、搬送先の病院で死亡が確認された。 千葉南署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで乗用車の大網白里市柳橋、千葉市消防局の消防士長、宇佐美政弘容疑者(63)を現行犯逮捕した。同署は容疑を同致死に切り替え、詳しい事故原因を調べている。 同署などによると、現場は見通しの良い片側一車線の緩やかなカーブ。男性は車道に倒れており、容疑者はブレーキを掛けたが、間に合わずに衝突し、自ら110番通報した。「事故を起こしたことは認める。倒れているのが人と認識していなかった」と供述している。同日は休日だったという。 現場は住宅と畑が点在する地域で、街灯はまばらだった。
◆「遺族に深くおわび」
千葉市消防局の中村由明局長は「被害に遭われ亡くなった方の冥福を心からお祈りするとともに、遺族に深くおわびする。今後、事実関係を早急に調査し、厳正に対処していく」とのコメントを出した。