2014年東京都知事選挙 宇都宮健児候補 第一声 <演説全文>
これから私たちが掲げる基本政策と特別政策を発表させていただきます。残念ながら今回の都知事選、さまざまな候補が立候補されておりますけど、この政策を巡る公開討論会は1回も行われておりません。私は公開討論会を行って、政策を都民に示して、都民の選択に委ねるのが都知事選挙のあり方ではないか。それを強く訴えてまいりましたけど、残念ながら今回の選挙は、1回も討論会が行われないまま都知事選に突入する。こういう異常な選挙となっております。しかしながら私は、直接都民の皆さんに私の政策、それを訴えて支持を広げていきたい。こういう活動を17日間にわたって、しっかりとやっていきたいと考えております。 5つの基本政策と、2つの特別政策を掲げております。1つは、東京を世界一働きやすく、暮らしやすいみんなが希望の持てる町にしていくことであります。石原都政、猪瀬都政、14年間の間に福祉は大幅に切り捨てられております。大型開発には予算は使うけど、福祉はどんどん切り捨てていっている。1人あたりの高齢者の老人福祉予算、石原さんが知事になったときは、全国の都道府県で2番目に高い福祉予算、福祉を行ってまいりました。それがどんどん削られて、現在は47都道府県でも最下位近くになっております。1人あたりの老人福祉予算も23%削減されてきております。ところが、他の46都道府県ではすべて老人福祉予算が増えてきているんです。この結果、どういうことが生じているでしょうか。 特別養護老人ホームに入りたくても入れない高齢者が、4万3,000人を超えております。また、子育て中のお母さんが子どもを預けて働きたくても、保育園が足りません。保育園に入りたくても入れない待機児童は、2万人を超えております。私はまず、東京都の都政では、福祉を充実させます。そして、特養老人ホームに入れない高齢者をなくしていきます。待機児童を速やかになくしていきます。